概要
Ollamaというソフトを使って
WindowsPCで簡単に生成AIを動かす方法を紹介します。
背景
ちょっとLLM(大規模言語モデル、生成AI)を動かそうと
Ollamaというソフトのページを見ていたんですが、
なんかWindowsバージョンがダウンロードできるのを見つけてしまいました。
「あれ?もしかしてこれ、Windowsでも動くんか?」
と思ってダウンロード・インストールしたら
めっちゃ簡単にLLM(今回はGemma2)動いたんで紹介します。
多分、特になんの設定もせず、
10分くらいで動作させることできると思います。
実行環境
OS
・Windows 11 Home
マシン
・ASUSで買ったGPUノート「Core i5-12450H君」
・CPU:intel Core i5-12450H
・メモリ:16GB
・GPU:GeForce RTX 3050 Laptop 6GB
Gemma2を動かすための方法
めっちゃかんたん。まじでこれだけ。
・ステップ1:Ollamaをダウンロードする
・ステップ2:Ollamaをインストールする
・ステップ3:PowerShellでOllamaを実行してGemma2を指定する
ステップ1:Ollamaをダウンロードする
Ollamaのホームページ( https://ollama.com )からソフトをダウンロードします。
ダウンロードボタンを押す
Windowsバージョンを選んでダウンロード
ステップ2:Ollamaをインストールする
ダウンロードしたOllamaをインストールします。
ダウンロードしたOllamaSetup.exeを実行する
インストール画面で「Install」を選択する
インストールが終わるのを待つ
自動でインストールが終わります。
インストールが終わると自動でウインドウが閉じます。
これでOllamaが使えるようになりました。
ステップ3:PowerShellでOllamaを実行してGemma2を指定する
PowerShellを起動する
普通にPowerShellを起動してください。
PowerShellに「ollama」と打つ
ollamaというコマンドを打つと、コマンドの使い方が表示されます。
この表示があればもうollamaを利用して
Gemma2などのLLMモデルをダウンロード・実行することができます。
Gemma2を起動する
次のコマンドを打つと、
Gemma2モデルがダウンロードされ、起動します。
ollama run gemma2
質問や会話をする
>>>
と文書入力画面がでるので、
Gemma2に質問や相談をしてみましょう。
ここでは、アニメに対する質問をしています。
会話を終了する
会話を終了するときは、
キーボードの「Ctrlボタン+Dボタン」を同時押ししてください。
【発展】色々なモデルを実行してみる
Ollamaはいろいろな大規模言語モデルに対応しています。
メジャーなところだと、llamaとかphi3とかmistralとか。
マイナーなのもたくさん対応しているようです。
・Ollamaで動かせるモデル一覧:https://ollama.com/library
マシンやOSによって、
動く・動かないあると思いますが、
Windowsマシンで気楽にいろいろなLLMを試せるのは素晴らしいですね。
感想
今回、OllamaのWindows版が目についたのでちょっと動かしてみましたが、
Windowsで超簡単にLLMを動かせました。
思った以上に何もしなくても動いてすごい!
最近は便利な世の中だとほんとにびっくりしました!!
(Pythonとかパスとかくらいは覚悟していたのに何もせずに動いた)
楽なのでしばらくは、
これをおもちゃに遊ぼうと思います。
うちのマシンはゲーム用の普通のGPUがついてますが、
・このマシンでどの大きさのモデルまで動くのか?
・GPU有り無しで速度がどう変わるのか?
とか試して遊ぼうと思います。
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