ITサービスマネージャー試験を受験するにあたり、要点を取りまとめました。
午後試験対策の要点
要点は下記の通り。
- インシデントの発生原因と回復方法や回避策をデータベースで管理する理由は、同種のインシデントを早期に回復させるため
- 不審なメールを受信したことが判明した場合には、速やかに削除指示を行う
- 日程や日数については、要点を抽出し、それをスケジュールに書き出す
■ システム名や各企業との関係性の整理
システムや関係企業が複雑に絡む問題については、以下のように構造化して記録・管理することが重要です。
- システム名:各システムの正式名称、略称、用途
-
関係企業:
- 開発元:どの企業がシステムを開発したか
- 運用保守担当:保守・運用を担っている企業名と担当部署
- ユーザー企業:システムを実際に利用している企業や部門
- 関係図:相互関係を示す図解(例:ER図や業務フロー図など)
このように体系的に記載することで、インシデント発生時や調整が必要な場合に、スムーズな情報把握と対応が可能になります。
■ インシデント情報のデータベース管理の目的
- 目的:同種のインシデントに迅速かつ的確に対応するため
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内容に含める情報:
- 発生日時・影響範囲
- 発生原因
- 一時対応と恒久対応の手順
- 回避策や注意点
- 対応した担当者・連絡先
→ 定型的なフォーマットで蓄積することで、検索性・再利用性が高まる。
■ 不審なメールの対応手順
- 確認:不審なメールが届いたという報告を受けた場合
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初動対応:
- 速やかに削除を指示
- 関係者へ注意喚起(メール転送や開封をしないように)
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その後の対応:
- セキュリティ部門へ報告
- メールヘッダ等の情報を元に調査
- 必要に応じてPC隔離、パスワード変更などを実施
■ スケジュール管理における日程・日数の記載方法
-
ポイント:
- 日程や期間を把握する際は、要点を抜き出して箇条書き
- タスク・イベント単位でスケジュール表に記載(カレンダー形式が有効)
- 例:
タスク内容 | 開始日 | 終了日 | 日数 | 備考 |
---|---|---|---|---|
サーバ点検 | 4/15 | 4/16 | 2日 | 深夜作業 |
システム移行準備 | 4/17 | 4/22 | 6日 | 外部ベンダー調整含む |