#基本ソフトウェア
ここは少し量が多いので図や説明はわからなそうなものだけ書く。
##基本ソフトウェアとは
基本ソフトウェアは以下のように分けることができる
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制御プログラム ・・・ ハードウェアを管理してワープロなどの応用ソフトウェアからコンピュータが効率的に利用できるように働くソフトウェア。このプログラムのことをカーネルと呼ぶ。カーネルにはメモリ管理やプロセス管理など機能を制限したマイクロカーネルと多機能のモノリシックカーネルがある
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言語処理プログラム ・・・ プログラミング言語を機械語に翻訳する
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サービスプログラム ・・・ ファイル圧縮プログラムなど、コンピュータの機能を補うプログラム
##ジョブ管理
利用者がコンピュータに一連の命令を出すときに、そのまとまりをジョブという。
カーネルはこのジョブを管理する。ジョブをマスタスケジューラと呼ばれるプログラムに渡すことによって管理され、ジョブスケジューラによって以下のように実行される。
①リーダ → ②イニシエータ → 実行 → ③ターミネータ → ④ライタ
① リーダ : 複数のジョブが実行されている場合、ジョブを待ち行列に並べる
② イニシエータ : 優先順位が高いジョブをもってきてジョブステップという単位に分解する。
③ ターミネータ : 実行されたジョブに割り当てられたハードウェア資源を解放し、結果を待ち行列に加える。
④ ライタ : 優先順位が高いものから出力する。
##タスク管理
ジョブ管理においてジョブステップに分解された後に実行されるが、これらタスクまたはプロセスと呼ばれ、タスク管理によって実行される。
このタスクを実行するにはタスクにCPUの使用権を与えなければならず、それを与えるのがディスパッチャというプログラム。
##実記憶管理
プログラムを主記憶にロードするときに、主記憶の空間内にプログラムを収めなければならない。その方法の一つとしてオーバーレイ方式がある。
これは5MBのプログラムを主記憶にロードしたいが、主記憶に3MBの空きしかないときにプログラムをセグメントという単位に分割して、必要な時に必要なセグメントだけをロードする方法である。
以下の例だと実行するときはセグメント1、セグメント2、セグメント3というかたまりか、セグメント1、セグメント4というかたまりでロードされる。
##参考文献
- [キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者 平成28年度]