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Windows7からWindows10へのアップデート検証(その1)

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まずはまるごとバックアップ

Windows10への期間限定の無料アップグレードが終わる前に、サポート期間が先に切れるであろうWindows7からアップグレードしておきたいですが、色々な互換性が心配です。

普段使っているアプリケーションや周辺機器が使えなくなってしまっては、元も子もありません。

そこでまずOSまるごとバックアップして別のSSDで起動できるようにして、そこでアップグレードして問題無ければ移行という事にしましたが、まずバックアップリストアでハマったのでメモ。

使用したソフト

Windows標準のバックアップ機能もあるのですが、DISKからDISKへ直接クローンしたかったので、以下のフリーソフトを利用しました。

EaseUS ToDo Backup

今の最新バージョンは9.1でした。

クローンの前に

念のため、システムバックアップでまるごとのバックアップを別のHDDに保存しようと思い実行したところ、気づいたらPCの電源が落ちていました。
後から気づいたのですが、デフォルトでバックアップ後にシャットダウンする設定になっているようです。

ただここで問題が発生、PCの電源が入りません。
PCは自作なのですが、マザーボードと電源ユニットは以下を使っています。

MSI 990FXA-GD80
COUGAR GX G1050

今までもたまーに発生する不具合だったのですが、時間が経つと急に治ったり、電源ユニットのコンセントを抜き差ししたら治ったりしていましたが、今回は治りませんでした。

何故かバックアップをトリガーに完全死亡したのか?と思い焦って色々やってみたところ、最終的にマザーボードに接続している電源コネクタを抜き差ししたら復活しました。

電源が復活すると、電源オフ時でもマザーボード上の電源ボタンのLEDが光る仕様なのですが、抜き差ししたらそれが光るようになったので、電源ユニットかマザーボードのどちらかが要因のようです。
同じパーツを使用していて、同じ症状になった場合は、上記対策を試してみてください。

クローンを実行

OSが起動している状態より、Bootディスクで起動してクローンした方が確実かと思って、Linux版のBootDiscを作成して起動して実行しました。
Linux版だとできる事が少なくて、ほんとにクローンくらいしかできません。
クローンはソースとデスティネーションを選ぶだけの簡単操作ですが、SSDに最適化のチェックだけはつけました。
セクターbyセクターは、クローン先の方が容量小さいので使えません。

クローンしたSSDで起動

新しいSSDはSanDiskのUltraIIの480GBを使用しました。
最近はSSDもかなり安くなってきて、480GBだとたったの1万5千円です。
現在付けているSSDは512GBですが、当時は3万5千円くらいしました。
そして接続を新しいSSDだけに差し替えて起動したところ、再び問題発生。

真っ黒画面に文字だけでWindowsが起動できないからインストールディスクで修復しろとのメッセージ。
今までこういう画面が出てディスク入れて修復かけても直った試しが無いので、クローンは使えないと思って諦めました。

SSDを古いほうに切り替えて起動したところ、またまた問題発生、SSDを認識しません。
これも今までたまーに出ていた現象ですが、CrucialのM4の持病で、ディスク自体の内部の遅延処理が完了するまで、BIOSからの識別要求に応答すら返せなくなるほどビジーになるので待つしかないという有名なアレです。

処理中は、SSDに耳を当ててみると、キュルキュルピコピコキュルピコって妙な電子音が聞こえるのですが、それが聞こえなくなると、処理が終わった合図です。
おもむろに再起動すると無事にBIOSに認識されました。
クローンを取ると、ソースのSSDに負荷がかかるんでしょうか。。。

OS起動してから、クローンを諦めきれずにググったところ、クローン後に起動できないのはよくあるので、修復ディスクで起動して修復すれば起動するようになるとの情報を見つけました。
まさかと思って再度SSDの接続をまた変えて起動し、修復を試みましたが、2回やっても症状変わらずでした、やはりダメなものはダメのようです、クローンは完全に諦める事にしました。

クローンしてしまった新しいSSDを初期化

バックアップから戻すには、SSDを新旧両方接続する必要がありますが、新しい方は起動できない割にはWindows7の起動ディスクの状態になっているので、起動したところ、システム領域として認識されてしまいました。

リストアするには、一度ディスクを消さないとならないのですが、システム領域なので消せませんというメッセージが出て消せません。
試行錯誤の末にダイナミックディスクにしてしまったのですが、更に状況が悪化しました。
diskpartというコマンドで、ベーシックディスクならシステム領域になっていても消せたのですが、ダイナミックディスクだと絶対消せないのです。

万策尽きたかと思いましたが、WinPE版のEaseUS ToDo Backupを起動して、DiskWipe機能を使うことを思いつきました。
デフォルトで3回ディスクを上書きして、データを復元不可能にする完全消去機能なので、非常に時間がかかりましたが、どうにかこうにかダイナミックになってしまったシステム領域を持ったディスクが綺麗に消えました。
これだけ色々やって、ようやく振り出しまで戻ってこれた感じです。

バックアップイメージからリストア

まっさらに消えた新しいSSDをただのベーシックディスクと認識した状態で古いSSDで起動できたので、あとは普通にバックアップイメージからリストアするだけです。
この時に、下手にパーティションを新しいSSDに作っていると、リストアできないエラーになるので、完全に領域を未定義にする必要がありました。
リストアはそれほど時間もかからず完了しました、最初からこれをやっておけば何時間も無駄にしないで済んだのにと思いました。。。

リストアしたSSDから起動

今度は起動できないエラーも出ずに、サクッと立ち上がりました。
そしてずっとタスクトレイに出ていてウザいだけだったWindows10アイコンをクリックしてアップグレードを実行したところ、失敗して再びWindows7が起動してきました。

原因はWindowsUpdateですべての最新アップデートがインストールされていなかったからのようで、出てきたWindowsUpdateの画面でアップデートを実行したところ、2回目はアップグレードが成功しました。

ようやく、Windows10のようこそ画面が表示されて、検証環境の起動にこぎつけた感じです。

続きは次回で。。。

ここまででトラブル続出で、かなりの長時間を要してしまって力尽きたので、実際の各種動作確認結果は、次回の記事で書きたいと思います。

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