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【Flutter】Privacy Manifests対応:審査通過まで

Last updated at Posted at 2024-04-20

はじめに

本記事は、Apple Storeに公開済みのFlutterアプリにおいて、Privacy Manifests対応を実施し、審査通過した記録記事となります。

Privacy Manifests とは

プライバシーマニフェストは、アプリやSDKがどんなデータを収集して、どういう理由で使うのかを明記したプロパティリスト、だと私は解釈しています。

詳細は割愛しますが、以下の「サードパーティ SDK 要件」

および「プライバシー マニフェスト ファイル」をご確認ください。

前提

2024年3月に審査提出した際、以下の警告メール(ITMS-91053: Missing API declaration)を受け取っていました。
スクリーンショット 2024-04-20 14.24.53.png

受け取ったメールによれば、対象APIは以下の4つでした。
・NSPrivacyAccessedAPICategoryFileTimestamp
・NSPrivacyAccessedAPICategoryDiskSpace
・NSPrivacyAccessedAPICategorySystemBootTime
・NSPrivacyAccessedAPICategoryUserDefaults

対応 その1

Flutter本体およびパッケージを最新化

アプリを初期リリースしてから、半年以上バージョンは変更しておりませんでした。
採用している対象パッケージがプライバシーマニフェストに対応しているかを確認した上で、以下のように最新化しました。

・Flutter : 3.13.1 → 3.19.5
・path_provider : 2.1.1 → 2.1.3
・sqflite : 2.2.6 → 2.3.3
・url_launcher : 6.1.4 → 6.2.6
・package_info_plus : 4.1.0 → 7.0.0

対応 その2

Xcodeで PrivacyInfo.xcprivacy を作成し、理由を設定

警告メールによれば、4つのAPIについて理由が必要とのことで、
アプリの要件に基づき、以下のように設定しました。

スクリーンショット 2024-04-20 14.50.23.png

理由(Privacy Accessed API Reasons)は、アプリ要件によって変わる部分ですので、
以下を参照し、適切な理由を選択しましょう。

結果

審査提出後、警告メールを受け取ることなく、無事審査通過できました。

(執筆時点では、まだ2024年5月になっていないのため審査通過は当然ですが、警告メールを排除できたことが大きい)

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