0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

GA4(Google Analytics 4)におけるカスタムイベントの送信ロジックの実装

Posted at

こんばんは。

今日は「GA4(Google Analytics 4)におけるカスタムイベントの送信ロジックの実装」について説明いたします。

Google Tag Manager (GTM)を使用する場合

GTMを使うことで、カスタムイベントを簡単に設定・送信できます。

手順:

Google Tag Managerにログイン

  • 自分のウェブサイトやアプリに既にGTMがインストールされていることを確認します。

新しいタグを作成

  • GTMダッシュボードで「タグ」セクションに移動し、「新しいタグ」をクリックします。
  • タグのタイプで「GA4イベント」を選択します。

タグの設定

  • 「設定タグ」フィールドで、既存のGA4設定タグを選択します。まだ設定していない場合は、新しいGA4設定タグを作成し、測定ID(GA4の「Data Streams」から取得)を入力します。
  • 「イベント名」フィールドにカスタムイベント名を入力します(例: purchase_complete、form_submissionなど)。
  • 「イベントパラメータ」のセクションで、イベントに追加するカスタムデータ(パラメータ)を定義します(例: product_id、price など)。

トリガーの設定

  • 「トリガー」を追加して、イベントが送信される条件を設定します(例: クリック、ページビュー、フォーム送信など)。

タグを公開

  • すべての設定が完了したら、変更を公開します。

例:
たとえば、ユーザーがフォームを送信したときにカスタムイベントをトラッキングする場合、イベント名を form_submission として、フォームのIDをイベントパラメータとして渡す設定が考えられます。

JavaScriptを使用してカスタムイベントを直接送信する場合

カスタムイベントをGA4に直接送信することも可能です。この場合、ウェブサイトやアプリに埋め込むJavaScriptコードを使用します。

GA4タグを設定

ページにGA4のタグ(gtag.js)が含まれていることを確認します。基本的なgtag.jsのスニペットは次のようになります:

<script async src="https://www.googletagmanager.com/gtag/js?id=G-XXXXXXXXXX"></script>
<script>
  window.dataLayer = window.dataLayer || [];
  function gtag(){dataLayer.push(arguments);}
  gtag('js', new Date());
  gtag('config', 'G-XXXXXXXXXX');
</script>

カスタムイベントを送信するスクリプト

例えば、ユーザーがボタンをクリックした際にカスタムイベントを送信する場合、以下のようなコードを使用します。

document.getElementById('my-button').addEventListener('click', function() {
  gtag('event', 'button_click', {
    'event_category': 'engagement',
    'event_label': 'My Button',
    'value': 1
  });
});

上記のスクリプトは、my-buttonというIDのボタンがクリックされたときに、button_clickというカスタムイベントをGA4に送信します。パラメータとしてevent_category、event_label、およびvalueが含まれます。

イベントパラメータの追加

必要に応じて、カスタムイベントにパラメータを追加して、より詳細なデータを収集できます。パラメータはGA4のインターフェースで後から確認できます。

イベントの確認

イベントが正しく送信されているかを確認するには、GA4の「リアルタイム」レポートでイベントが発生しているかチェックします。また、Google Tag AssistantやChromeのデベロッパーツールの「Network」タブで、collectリクエストを確認することもできます。

まとめ

カスタムイベント設計のポイント

  • イベント名: 分かりやすいイベント名を設定します。例: purchase_complete、video_played。
  • パラメータの設計: 必要なデータだけを収集するようにし、意味のあるパラメータ名を使用します。
  • イベント数の制限: 不要なイベントやパラメータを送信しないようにし、データの効率性を高めます。

GA4ではカスタムイベントを活用することで、標準イベントではカバーできない特定のユーザー行動を細かくトラッキングできます。この手順に従って、カスタムイベントを設定してみてください。

今日は以上です。

ありがとうございました。
よろしくお願いいたします。

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?