動機
普段使っているMacの容量が不足し、普段遣いに影響が出るのはもちろん、授業で使うソフトウェアもインストールできずかなり辛さを感じ始めた。
もともとの容量が128GBであったことに加え、Bootcampを使ってWindows用のパーティションを64GBも作っていた。つまり半分である。
Xcodeなどの重いソフトのせいで、頻繁にディスクを整理しなれけば「容量減ってますよ」とMacくんに怒られ続けるだけのMac人生になっていた。無知であった自分に首を絞められていたわけである。
そのため、そろそろディスクごと交換しなければどうにもならないな、とようやく重い腰をあげた次第である。
やること
- 元のSSDに入っているデータのバックアップ
- SSDの交換
- バックアップからの復元
- 重いソフトを落としてハッピーになる
使ったアイテムとか
- MacBook Pro (Retina, 13-inch, Early 2015)
- 外付けディスク
- [Crucial P1 NVMe PCIe 2280 M.2 SSD 1000GB](URL https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07JWKKBVV/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o00_s00?ie=UTF8&psc=1)
- [M.2 NGFF SSD (AHCI) → APPLE 2013 Macbook AIR A1465 A1466 A1398 A1502 128G 256G 512G SSD 変換アダプター](URL https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07CS775JD/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o01_s00?ie=UTF8&psc=1)
- [星形ドライバー](URL https://www.amazon.co.jp/dp/B00KM4HFB6/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_jeVLDbMCRDS5H)
- [精密ドライバー(T5)](URL https://www.amazon.co.jp/dp/B002SQLDS2/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_uqVLDb3PYV3QT)
外付けディスクはバックアップに使用するが、その際フォーマット(データの消去)をしなければいけないため、必要であれば新しく用意する。
ドライバーたちは友人が所有していたものを拝借した。精密ドライバーについては同一の製品が見つからず、同じ型の製品のリンクを貼ってある。
なお、使用するSSDは接続形式がM.2のものである必要がある。古いものでは使用できていたが、Macbook Pro 2015では2.5インチのものは使用できないため、注意する必要がある。
SSDを交換する
ここからは実際にSSDを交換するための段階に入っていく。
バックアップを取る
外付けディスクをMacに接続し、TimeMachineを使ってバックアップを取る。
システム環境設定 > Time Machine でディスクを選択し、バックアップを実行する。
フォーマットを要求された場合、後から自分がわかるように適当な名前をつける。
定期的にバックアップしていない場合はかなり時間がかかるが、気長に待つ。
開けて、交換して、閉める
開ける
残念ながら写真は用意していない(撮るのを忘れていた)ため、割愛する。
以下のサイトを参考にしながら行ったため、参照されたい。
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/sp/1201336-2.html
https://jp.ifixit.com/Guide/MacBook+Pro+13-Inch+Retina+Display+Early+2015+%E3%81%AESSD%E3%81%AE%E4%BA%A4%E6%8F%9B/38520
裏蓋を外す
裏面にある10個のネジを星形ドライバーを使って外す。
この際、ネジをなくさらない・見失わないようにしておく必要があるが、今回は机に敷いたティッシュの上にまとめて置いておく手段を取った。
なお、奥側の中心側のネジ×2はそれ以外と形が違うため、混ざらないようにすると良い。
バッテリーのコネクタを外す
凸型のシールのようなものをめくり、コネクタを外す。シールは後々貼り直すためとっておく。
コネクタはかなり強く接続されているため、大きめのマイナスドライバーとテコの原理を利用して外した。
交換作業中にコネクタが端子に触れないよう、持ち上げておく。
SSDを交換する
ネジをT5ドライバーで外し、SSD本体を軽く持ち上げてから引き抜く。
端子が折れてしまわないよう、掴んで引き抜くための最低限だけ持ち上げる。そこそこ強く差し込まれており多少怖さがあるが、勇気を出して取り外す。
新しいSSDに購入したアダプターを接続し、元のSSDがあった位置に差し込む。外す時と同じかそれ以上に力が必要になるが、臆さず差し込み、元のようにネジをつける。
閉める
開けたのと逆の手順を辿っていけば閉められる。
##バックアップから復元する
裏蓋を閉められたら、元のデータを復元する作業に移る。
起動する
Time MachineバックアップはMacOSの起動ディスクとしても使うことができるため、バックアップを取ったディスクをMacに接続し、Macの電源をつける。起動したら、バックアップ用ディスクを選択し、読み込むのを待つ。
起動したら、Macで使用する言語を選択する。
SSDをフォーマットする
無事に起動したら「ディスクユーティリティ」を選択し、新しく装着したSSDを選択、上のメニューから「消去」を実行する。
いくつか設定項目があるが、デフォルトで選択されている項目のままにしておけば良い。ディスク名を入力する欄があるが、バックアップから復元されたときになかったことにされるため、どんなものでも問題ないだろう。
復元する
Cammand+Q、または画面上部のメニューからディスクユーティリティを終了し、「Time Machineバックアップから復元」を選択する。バックアップ用ディスク、復元先のSSDを順番に選択し、復元させる。
毎度のことながら時間がかかるが、首などを長くしながら待つ。
ログインする
復元が終わると自動で再起動してくれるため、もともと使っていたユーザ名とパスワードを入力し、ログインする。
無事にログインできれば、手順は完了している。自分にお疲れ様を言って、終了。
まとめ
無事にストレージを拡張できた。容量不足で長い間行えていなかったXCodeのアップデートを実行し、ハッピーになった。