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AWS CopilotでARMのFargateを使う場合にPipelineで設定が必要なこと

Last updated at Posted at 2023-12-23

この記事は リンクバルアドベントカレンダー2023 の18日目の記事です。

3日連続AWS Copilotの記事です!

16日

17日

はじめに

コスト削減やサステナビリティで電気代削減のため?に、AWS CopilotのFargateのアーキテクチャをARMにしたい方、いいですね!

しかし、Serviceの manifest.ymlplatform: linux/arm64 にするだけではだめです。
より正確には、Pipelineを使う場合はだめです。

CopilotのPipelineは、自動でARMに対応してくれるなんてことはありません(v1.28くらいの時点では)。

対応が必要なこと

以下の2つが必要です。

  1. pipelineの manifest.yml で、CodeBuildのイメージにARMのイメージを指定する
  2. copilot/pipelines/xxx/buildspec.yml のcopilotコマンドのインストールは、ARM版のURLを指定する

pipelineの manifest.yml で、CodeBuildのイメージにARMのイメージを指定する

platform: linux/arm64 を指定した場合、ARMアーキテクチャでDocker buildする必要があります。
※それ以外の方法もあります。Docker Buildxを使うなど。

pipelineの manifest.ymlbuild.image という項目を設定できます。

公式ドキュメント

v1.32.1時点では、次のように書かれています。

CodeBuild のビルドプロジェクトで利用する Docker イメージの URI。aws/codebuild/amazonlinux2-x86_64-standard:4.0 がデフォルトで利用されます。

x86_64 だと!?

ここがハマりどころで、この項目に気づかない限り、pipelienのbuild stageが一生失敗します。

次のように manifest.yml を編集しましょう。

copilot/pipelines/xxx/manifest.yml
# 略
build:
  image: aws/codebuild/amazonlinux2-aarch64-standard:3.0 # ここでARMのイメージを指定する。バージョンは必要なランタイムに応じて変えてください。
# 略

指定できる値はこちらをご覧ください。

copilot/pipelines/xxx/buildspec.yml のcopilotコマンドのインストールは、ARM版のURLを指定する

CodeBuildをARMにしたら、そこで動くバイナリもARM版にする必要があります。

copilot/pipelines/xxx/buildspec.yml は、自動生成のものだとx86版のcopilotコマンドをインストールするようになっています。
そこを、ARM版に変えましょう。

buildspec.yml
# 略
phases:
  install:
    runtime-versions:
      # 略
    commands:
      - echo "cd into $CODEBUILD_SRC_DIR"
      - cd $CODEBUILD_SRC_DIR
      # Download the copilot linux binary.
      
      - wget -q https://ecs-cli-v2-release.s3.amazonaws.com/copilot-linux-arm64 -O copilot-linux
      - chmod +x ./copilot-linux

ここまでやれば、CopilotのPipelineが成功します!

おわりに

おわり

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