負荷テストヒヤリハット
危なかったこと
開発中のWebアプリをAzure App Serviceにデプロイして、負荷テストを行いました。
負荷テストにはK6を使用しましたが、Application Gatewayを使用したドメイン名でアクセスしようとしてしまいました。
Application Gatewayって何?
Azureのリソースの一つで、Webトラフィックのルーティングと負荷分散を行うロードバランサーサービスです。
HTTPやHTTPSトラフィックを受け取り、バックエンドのサーバーに転送する役割を果たします。
今回負荷テストを行おうとしたアプリもApplication Gatewayのバックエンドのサーバー群に含まれていました。
注意しなければならないのは、会社で使用しているApplication Gatewayでは負荷テストを行おうとしているアプリだけでなく、
その他複数のアプリもバックエンドのサーバー群に含まれているということです。
Application Gatewayを使用したドメイン名で負荷テストを行ってしまうと、
対象アプリだけでなくそのほかのアプリにも負荷テストの影響が出てしまい、
最悪サーバーが止まってしまうことも考えられます。
気を付けよう
他のアプリにも負荷を与えてしまう危険性があったため、
危うくApplication Gatewayを使用している他のアプリにも負荷を与えてしまうところでした。
負荷テストを実施するときは、FQDNを直接使用するようにしましょう。