トグルホールディングス(以下、トグル)でデベNAVIチームのスクラムマスター兼エンジニアとして働いている君田(君田)です。
トグルホールディングスエンジニアアドベントカレンダーの16日目の記事です!(2本目の投稿になります..)
今回は今年の7月から細々と続けていた輪読会についての内容とメリットについて書いていこうと思います!
輪読会とは?
以下引用です。
参加者が特定の書籍や資料を分担して読み、それについて意見交換や議論を行う形式の勉強会や読書会のことを指します。主に、技術書や専門書、研究論文などの学術的な内容を対象とする場合が多いです。
一般的にはこのようにされています。
どんな形式で進めていた?
- 参加人数は自分を含めて2人
- 毎週1回30分程度で集まって話時間を取る
- 毎週決めた範囲の内容を2人で読んでくる
- 自分が面白い・役に立つと思った内容をまとめて共有する
- Notionを利用していました
上記のような形式で行なっています。以下のような形でメモを残して共有していました。
内容メモはこんな感じです。
7月から初めて現在3冊目に突入していますが、以下の本を輪読会の題材にしてました。
- プリンシプル オブ プログラミング3年目までに身につけたい一生役立つ101の原理原則
- SCRUMMASTER THE BOOK 優れたスクラムマスターになるための極意――メタスキル、学習、心理、リーダーシップ
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SRE サイトリライアビリティエンジニアリング ―Googleの信頼性を支えるエンジニアリングチーム
⇨ 現在絶賛読んでいる最中
輪読会のメリット
学びを得ることができる
これはもちろん本を読むので知識がつき、学びを得られます。輪読会に限らず読書のメリットですね。
また、学びを記録に残すという手法は効果的だと思います。読んで終わりだとどうしても忘れてしまうため定期的に振り返ることのできるメモは必要かと思います。せっかく読んだ本の学びを忘れないためにも重要な要素です。
「約束した」という効力が読書を強制させる
これが1番のメリットだと思います。Youtube や Netfilex, Amazon Prime Video など現代は受動的なエンターテイメントが溢れかえっています。よほどの意志力や継続力がないと読書はなかなかそれらを超えることができません。
しかし、「毎週決められた量の本を読みその感想と気づきを共有する会」が設けられている状況だと自然と読書するようになります。これが約束の力です。
これは読書に限った話ではなくたとえばジムを例に挙げると、ジムに入会した人のトレーニングの継続率は30~50%と言われています。それに対し、パーソナルトレーニングは継続率が70~90%と言われています。人間の心理的にも誰かとの約束事は守るという力は強く働くためです。この効力は輪読会にも当てはまります。
かくいう自分もなかなか読書の習慣がつけられず、本を買って満足するなんてこともありました。いわゆる積読というやつです。毎日1ページ、10分でも良いから読書しようと思ってもなかなか続けられず積み上げられていく本だけが増えていくような状況でした。
ただ、この輪読会を実施してからは毎週必ず読書するようになりましたし、自発的に本を読みたくなりました。最初は約束の効力で読書していましたが、今やそれが徐々に習慣になり、輪読会で読む本以外の読書も捗っています。
自分のように気合を入れて本を買ったはいいが、積読状態になってしまう人には輪読会はおすすめかもしれません。本に触れる機会を増やし、抵抗が減ります。
これから輪読会を始めたいと思っている人たちへ
約半年間の輪読会を通してこれから輪読会を始めたいと思っている人たちへ自分が思っているポイントは1つです。
ズバリ、、、、、、「輪読会への参加者はできるだけ少人数の方が良い」です!
なぜそう考えるかの理由を書いていこうと思います。
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学びたいテーマの統一が簡単
少人数であればあるほどのテーマの統一は簡単です。大人数になれば意見がたくさん出てくるので自分の興味のないテーマになってしまうこともあるでしょう。その点で少人数の方が良いと考えています。 -
約束の効力は少人数であればあるほど強く働く
大人数であればあるほど約束の効力は薄まると思っています。輪読会の形式がそれぞれ同じ部分を読んできてそれについて話し合うだったからです。これが大人数になった場合発言をしないで誰かの発表を聞いているだけになる可能性があります。これだけでも意味はあると思いますが、効果が薄いと考えます。
ただ2人であれば、どちらかが読んでこないと輪読会とした成り立たないので必ず読んでくるしかなくなるわけです。 -
なんとなく参加がなくなる
自分たちが学ぶために本を読み、学びをシェアするという目的薄れないです。大人数での開催だと、なんか全員参加してるし自分も一応参加しとくか、というスタンスが生まれてしまうものだと思います。(自分もそのような経験あり)少人数であればあるほどしっかりと目的を持った良い輪読会を継続できると思います。
これからやりたいこと
現時点で2冊の輪読が完了しています。読む人が違うとそれぞれ違う感想や気づきを抱いていたり、逆に同じような感想を抱いていたりと面白いです。せっかくメモとして残しているので、そのメモを整形しどこかにアウトプットしたいと考えています。読んだ本の復習にもなるし、そのアプトプットが誰かの学びにつながるかもしれないし一石二鳥だと。
最後に
今まで輪読会はなんとなく大人数で行うもしくは、同じチームメンバー全員で行うのが良いのかなと思っていましたが、結果的に少人数で開催する方が個人的にはメリットを感じました。ケースによっては大人数でやるしかない時もあると思いますが、これから輪読会や勉強会などを行いたいと考えている人たちはチャンスがあればできるだけ少人数で開催することをお勧めします!