2
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

MOLファイル、SDFファイルにおける同位体、電荷、ラジカルの記載方法について調べてみる

Last updated at Posted at 2020-01-05

#はじめに
MOLファイル、SDFファイルにおける同位体、電荷、ラジカルの記載方法について、少し突っ込んで調べてみた。

#対象
以下の形式とした。

  • V2000 fomat

#調査したURL

#分かったこと
ほぼCTFile Formatsの抜粋になるが、以下の通り。

同位体

プロパティブロックに以下の形式で記載する。

M ISOnn8 aaa vvv ..

ここでnn8はエントリーの数であり、1~8まで指定できる。aaaは原子番号である。
vvvは、同位体の絶対質量であり、正の整数である。
このプロパティが存在する場合、原子ブロック内の同位体値に優先する。
デフォルト(エントリなし)は、natural abundanceである。

電荷

プロパティブロックに以下の形式で記載する。

M CHGnn8 aaa vvv ...

nn8とaaaは同位体と同じである。
vvvは電荷であり、デフォルトの0は非荷電原子を意味する。
このプロパティが存在する場合、原子ブロック内の電荷およびラジカル値に優先し、M CHGまたはM RAD行にリストされていないすべての原子に0電荷を強制する。

ラジカル

プロパティブロックに以下の形式で記載する。

M RADnn8 aaa vvv ...

nn8とaaaは同位体と同じである。
vvvがラジカルの値であり、デフォルトは0 =ラジカルなしである。 1 =singlet(:)、2 =doublet(.または^)、3 =trilet(^^)。
このプロパティが存在する場合、原子ブロック内のすべての電荷とラジカルの値に優先し、M CHGまたはM RAD行にリストされていないすべての原子に0(ゼロ)の電荷とラジカルを強制する。

#注意
これらは原子ブロックでも指定はできるようだが、古いCtabとの互換性のために保持されており、プロパティブロックが優先されるようだ。

2
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
2
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?