はじめに
Visual Studio Instaler Projects を使うと、Visual Studio で作成したアプリケーションだけでなく、別のツールで作成した自作のプログラムを配布することも比較的簡単にできる。今回それをやってみたい。
Visual Studio Installer Projectsのインストール手順
参考のURLを参照のこと
今回配布したいアプリ
別ツールのアプリを配布したかったが簡単に作れなかったので、以下のコテコテのWindows フォームアプリとする。
アプリ名:「Hello World」
実行ファイル名:Hello.exe
実行イメージ:
インストーラ作成してみよう
まずVisual Studioを開き、プロジェクトの種類として「Setup Project」でプロジェクトを作成する。
すると以下の画面が表示されるため、「Hello.exe」を左側の「Application Folder」にドラッグする。
ドラッグするとApplication Folderの下に「Hello.exe」が追加される。
次に「User's Programs Menu」をクリックし、右側のペインで右クリックし、「新しいショートカットの作成」をクリックする。
すると下のダイアログが表示されるため、「Application Folder」の「Hello.exe」を選択する。
するとショートカットが作成されるので、右クリックで「名前の変更」で「My Application」等と好きな名前に変更する。
ソリューションエクスプローラでプロジェクトを右クリックしてビルドをすると、"setup.exe"というインストーラができる。
インストール
setup.exeをダブルクリックして、指示に従って進めていくとアプリをインストールすることができる。
インストールが完了すると、作成したショートカットでメニューが追加されておりダブルクリックすると、アプリケーションが実行されるはずだ。
おわりに
NSIS等のように面倒なスクリプトを作成する必要がないため、複雑な処理がなくファイルをコピーする程度のインストーラであれば、これでも十分使える。