アジェンダ
macOSでパッケージマネージャーのHomebrewをインストールする手順を紹介します。Homebrewは、ソフトウェアのインストールや管理を簡単にするためのツールです。
※zshシェルやbashシェルを使用している場合でも問題なくインストールできます。
インストール手順
1. ターミナルを開く
まず、ターミナルを開きます。zshシェルまたはbashシェルを使用している場合でも以下の手順でインストール可能です。
2. Homebrewのインストールコマンドを実行
下記リンク先からインストールコマンドをターミナルにコピーして貼り付け、実行します。これによりHomebrewのインストールが開始されます。
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
3. インストール手順に従う
インストーラーが開始されるので、表示される指示に従って進めてください。途中でパスワードの入力を求められる場合があります。指示に従ってインストールを完了させます。
4. パスを設定する
インストールが完了したら、パスを通してと言われるので、Homebrewのパスを設定する必要があります。使用しているシェルに応じて、次のコマンドをターミナルに入力して実行します。
zshシェルを使用している場合
echo 'eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"' >> ~/.zprofile
eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"
bashシェルを使用している場合
echo 'eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"' >> ~/.bash_profile
eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"
このコマンドは、Homebrewの環境変数をシェルに追加し、設定を反映させます。
5. インストールを確認する
最後に、Homebrewが正しくインストールされたことを確認するために、次のコマンドを実行します。
brew --version
バージョン情報が表示されれば、インストールは成功です。
パスの設定の確認・再設定
もし、インストール手順の4の工程のパスの設定
を忘れていないか確認したい場合は以下の方法をとります。
パスが設定されているかの確認
-
シェルの設定ファイルを確認する
使用しているシェルによって、設定ファイルが異なります。以下のコマンドを使って設定ファイルを確認します。
- zshの場合
cat ~/.zshrc
- bashの場合
cat ~/.bash_profile
cat ~/.bashrc
-
Homebrewのパスが設定されているか確認
設定ファイル内に以下のような行があるか確認します。
export PATH="/usr/local/bin:/usr/local/sbin:$PATH"
または、M1 Mac の場合:
export PATH="/opt/homebrew/bin:/opt/homebrew/sbin:$PATH"
パスの再設定方法
もしパスが設定されていなかった場合、以下の手順で再設定します。
- 設定ファイルを開く
- zshの場合
vim ~/.zshrc
- bashの場合
vim ~/.bash_profile
vim ~/.bashrc
-
Homebrewのパスを追加
設定ファイルに以下の行を追加します。環境によって適切なパスを選んでください。
- Intel Macの場合
export PATH="/usr/local/bin:/usr/local/sbin:$PATH"
- M1 Macの場合
export PATH="/opt/homebrew/bin:/opt/homebrew/sbin:$PATH"
-
設定を反映
設定ファイルを保存した後、以下のコマンドで設定を反映します。
- zshの場合
source ~/.zshrc
- bashの場合
source ~/.bash_profile
source ~/.bashrc