アジェンダ
Gitでコミットした変更を再度ステージングに戻したい場合について簡単にまとめます。
やり方
Gitでコミットした変更を再度ステージングに戻したい場合、git reset --soft コマンドを使います。まずは、コミットハッシュを確認して、その後ステージングに戻すまでの流れを詳しく説明します。
1. コミットハッシュを確認する
まず、コミットハッシュを取得する必要があります。これには git log コマンドを使用します。
git log
git log コマンドの出力例
commit 1a2b3c4d5e6f7g8h9i0jklmnopqrstuvwxyz
Author: Your Name <you@example.com>
Date: Thu Oct 5 14:52:02 2023 +0900
Your commit message here
- commit ハッシュ: 各コミットには一意のハッシュが割り当てられます。このハッシュは、過去のコミットを参照するために使います。
- Author: コミットを行ったユーザー情報。
- Date: コミットが行われた日付と時間。
- Commit Message: コミット時に入力された説明メッセージ。
2. git reset --soft コマンドでコミットをステージングに戻す
コミットハッシュが確認できたら、そのハッシュを使ってステージングエリアに戻します。
最新のコミットをステージングに戻す場合:
直前のコミットをステージングエリアに戻すには、以下のコマンドを使います。
git reset --soft HEAD^
HEAD^ は直前のコミットを指します。このコマンドを実行すると、直前のコミットがなかったことになり、その内容はステージングエリアに戻ります。
特定のコミットをステージングに戻す場合:
特定のコミットをステージングエリアに戻すには、先ほど確認したコミットハッシュを使います。ハッシュの先頭数文字を指定すれば、特定できます。
git reset --soft <commit_hash>
例: ハッシュが 1a2b3c4d で始まる場合
git reset --soft 1a2b3c4
これでそのコミットの変更内容がステージングエリアに戻されます。
3. ステージング状態の確認
変更がステージングエリアに戻ったかどうかは、git status コマンドで確認できます。
git status
このコマンドを実行すると、ステージングされているファイルが表示されます。
まとめ
-
git logコマンドでコミットハッシュを確認する。 -
git reset --soft <commit_hash>を使って特定のコミットをステージングエリアに戻す。 -
git statusでステージング状態を確認する。
この方法を使えば、過去のコミットを元に戻し、再度ステージングエリアで調整することができます。