概要
初学者向けにPythonの基本的な内容をまとめて寄稿します。今回は、基本操作と数値の計算についてまとめました。
※あまりに自明すぎる基礎知識は省いている場合が御座います。
基本操作
コメントアウト
#でコメントアウトを行う。
文のグルーピングがインデント
文のグルーピングはインデントで行われます。
Javaなどの様に{}を使用しません。
代入
イコール(=)演算子を使って変数に値を代入出来ます。
※以下の例で出てくるprint関数は文字列や数値を画面に出力する関数です。
print('hogemaru\nhogesuke')
>>hogemaru
>>hogesuke
a = 1
print(a)
>>1
また、多重代入で変数及び、値をカンマ(,)で区切る事で複数の変数に複数の値を同時に代入出来ます。
a, b = 1, 2
print(a)
>>1
print(b)
>>2
数値の計算
計算のルール
四則演算子は以下になります。
加算: +
, 減算: -
, 乗算: *
, 徐算: /
また冪乗の演算子は**
です。
数値の型
Pythonは動的型付け言語の為に、予め数値が何の型になっているのか把握する必要性があります。なので改めてお浚いしましょう。
主な型はintとfloatになります。
intは整数にfloatは小数に適用されます。
Pythonの特徴として切っても切り離せない特徴として徐算は常にfloatになるという事です。その為、徐算の商が小数点以下が無い場合でも3.0
の様に浮動小数点数となります。
万が一、整数部分だけが欲しい場合は演算子に//
を使用しましょう。
また余りだけが欲しい場合は演算子に%
を使用しましょう。
注意事項として式に4 * 2.5 / 2
のような答えが整数になる場合でも式にfloat型の数値が混ざっている場合は5.0
の様に浮動小数点数で結果が求まります。
余談ですが、この徐算結果が浮動小数点が故に必要精度が失われた事について私の好きな記事があるので下記に掲載させて頂きます。良ければご一読下さい。
そしてPythonでは複素数、10進数、分数を扱う事ができます。
複素数の型はcomplex,10進数を扱う為のモジュールはdecimal,分数の計算を扱う為のモジュールはfractionになります。