はじめに
Gitはソフトウェア開発の分散型バージョン管理システムのひとつです。
どこを変更したか、差分を表示することが出来たり、「いつ」「誰が」「どこを変更したか」という情報が記録され一目でわかります。
更新履歴はGitに保存されるので、バックアップ用のファイルコピーは不要であり編集記録があるため、過去のある状態に復元することができます。
今回は、Gitの基本的なコマンドを備忘録として書き綴ります。
基本的なコマンド
git init
gitの初期化、現在のディレクトリがバージョン管理下になります。
git init
決してホームディレクトリでgit initをしてはいけません！
git clone
リモートリポジトリを複製(コピー)してローカルリポジトリとして作成できます。変更履歴もコピーされるので元のリポジトリと同じように履歴を確認することが出来ます。
git clone https://github.com/XXXX/XXXXXX.git #https以降はリポジトリのURL
git commit
ディレクトリやファイルの変更や追加をリポジトリに記録してくれます。
そして前段階として、変更したファイルをインデックスに反映する操作を行います。
git add ファイル名
git addをするとローカルリポジトリの変更を一度でインデックスに反映してくれるので、一つずつcommitする必要ないので便利です。
そして、git addしたファイルをcommitしていきます。
git commit #コミットメッセージ
commitを実行する事で前回commitした状態から現在までの差分を記録が作成されます。
また、commit実行する際に、メッセージの入力を求められます。これは他の人が変更内容を確認したり、自分が後で内容を見直す場合に必要となる情報ですので、変更内容の分かりやすいメッセージを書く事を心がけましょう。
git push
自分のローカルリポジトリの変更をリモートリポジトリにアップして共有するために行うのがpushという操作です。
git push origin master
pushを実行すると、リモートリポジトリに自分の変更履歴がアップされて、リモートリポジトリ内の変更履歴がローカルリポジトリの変更履歴と同じ状態になります。
git pull
リモートリポジトリを共有して複数人で作業していると、みんながリモートリポジトリにプッシュしていくので、自分のローカルリポジトリに、他の人がプッシュした変更内容を取り込んで更新していく必要があります。その際にする操作がプルです。
git pull origin develop
プルを実行すると、リモートリポジトリから最新の変更履歴をダウンロードしてきて、自分のローカルリポジトリにその内容が取り込まれ、ソースが最新の状態になります。
git branch
branchとは、プロジェクトの変更の履歴を枝分かれさせて記録する機能のことを言います。
大元のブランチから分岐させることで、チームの他のメンバーがファイルを変更しても、その影響を受けることなく開発を進めることができます。
つまり、複数人が並行して別の機能を開発することができるというメリットがあります。
git branch ブランチ名
また、マージ（merge）を行うことで、分岐したブランチを統合することができます。
git merge ブランチ名
まとめ
今回はGitの基本的なコマンドについて解説しました。
特にチーム開発やハッカソンにおいてはほぼ必須の技術だと思いますので、個人プロジェクトなどで扱いに慣れると良いと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。