Scrum Fest Sapporo Day 1 「Yoh Nakamura - これまでと違うやり方に取り組む時にうまくいくかもしれない方法とその落とし穴」
2020/11/06に開催されたScrum Fest Sapporoの発表です。
https://confengine.com/scrum-fest-sapporo-2020/proposal/13987
チーム参加してきました
aslead Agile のチーム「オキザリス」にて参加してきました。
チーム7人中、6人で参加して、その場で実況しつつ、記事も作っています。
発表資料★speakerdeck
現場コーチとは?
会社のミッション:「正しいものを正しく作る」
例1 現場の状況
チームで工場に直接いった
取り組んだこと
- 現場に行って観察
- 動くもので業務をシミュレーション
- 誰が何を決めるか整理
- RACIチャート
起きたこと
- リアリティある場面を関係者みんなが想像し、共通認識を持てた
うまくいくかもしれない方法
- とにかく実際の利用者にあって、観察し、話を聞き、違う視座を得る
- 必要な人が必要な判断をできるように情報を行き渡らせる
- 判断できない人は情報が足りていないのかもしれない
例2 現場の状況
2010年頃の話
5人位のチーム
Webシステムの継続的な機能追加
自分の状況
- アジャイルなプラクティスを色々やっていた
- イテレーション開発はやったことがあった
取り組んだこと
- 朝会とタスクボードは人ではなく機能にフォーカス
- 【誰がどのタスクをやっている?】ではなく【機能がどういう変化をしているか?」という点で話す
- ペアプロの目的はチームの重なりを広げる
- メンバーの得意な部分がバラバラだった
- 業務理解の得意な人とコードを書くことが得意な人でペアを組んで作業し、重なりを広げていった
お互いが得意なことを教えあうことで、
知識のあなを埋めている
変化のステージ
サティアの変化のステージ
一時的に混沌期があるので、すぐにはやめない。
取り組んだこと
人は減ってもすぐ増やさない
チーム内のコンビネーションができており、阿吽の呼吸だったのが、増えることでチームの再構築することを避けた
メンバーが入れ替わると、タックマンモデルにおける形成期に戻る。このことはあまり会話されない。
チームとしての重なりが熱くなった
うまくいくかもしれない方法
自分たちの思い込みを破る
・セオリーの背景を知ること
・経験を再構築して実験する
例3 現場の状況
自分の状況
初めての事業会社
やってみたこと
- 「やってみる」ことを続ける
- 壁に張り出して見える化
- ランチ勉強会
- ユーザーを読んでのユーザーテスト
- 相手の世界の言葉で話す
- 関心のある領域はそれぞれ違う
- 「開発が楽しくなる」は伝わらないこともある
- 売上、利益、ユーザ数など伝わる言葉で話す必要がある
起きたこと
- 先にうまくやれそうなことがわかったので乗ってくる人が増えた
- 「わかってくれない」という衝突が減った
- 違うものを見ていることが前提になった
うまくいくかもしれない方法
- あれこれ説明するより、やってみせる、一緒にやってみる
- 「こういう事が起きたのでどうしましょうかねー」
- 提案ではなく相談からする
- 頼られるとみんな気持ちいい
- 積極的な反対者を作らない
- 積極的な反対者の対応に労力がかかる
- 人にはそれぞれのタイミングがあるので気軽に待つ
- 「かんふぁれンスに参加してきた」と伝えても伝わらないことも。
- →別のタイミングで話してみる
木は引っ張っても伸びない
大切に見守る
様々なスタート地点がある
物事を構造で捉える
- 何かやれって言われた?
- うまくいかないことを話す
- なにかやったほうがいいけどどうすればいい?
- ありたい姿を見つける
- 何かやっていてその加速をしたい
感想
- これまでの経験をもとに、具体的なノウハウを共有してもらえて参考になった。
- 思い込みを解消するためにするためにもまず一緒にやってみるのが大事、っていうのはすごく共感しました。あと個人的に「タイミングを気長に待つ」っていうのは、伝える側としても、伝えられる側としても意識したいですね
- 思い込みを解消するためにするためにもまず一緒にやってみるのが大事っていうのはすごく共感と同時に、とてもありがたいと思いました。