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超簡単にChromeの拡張機能を作ってみる【誰でもできるよ】

Last updated at Posted at 2024-03-29

はじめに

みなさんはChromeの拡張機能を使っていますか?
僕も使っていますが、案外Chromeの拡張機能を作るのは簡単です。

今回は、普段の業務の効率を上げるのも兼ねて自作してみました!

最低限準備するもの

  • manifestファイル
  • Javascriptファイル

ぶっちゃけ、これだけで動きます。

実際に作ってみよう

それでは実際に作成していきましょう。
今回はDとVを押すだけで、Markdownのリンクを作成する拡張機能を作成していきます。

まずは、manifestファイルから設定していきます!

manifestファイル

を参考にして、備忘録も兼ねて説明していきます。
今回は、最低限の設定を行います。

manifest.json
{
  "manifest_version": 3,
  "name": "Create markdown link",
  "version": "1.0.0",
  "icons": {
      "16": "logo/16.png",
      "48": "logo/48.png",
      "128": "logo/128.png"
  },
  "description": "Create markdown link from selected text",
  "content_scripts": [{
    "matches": ["<all_urls>"],
    "js": [
      "content.js"
    ]
  }]

}

manifest_version

拡張機能が使用するマニフェストファイル形式のバージョンを指定します。現在のバージョンは3です。

早ければバージョン2は2024年6月以降に廃止され、無効になりインストール/使用できなくなるので
3を指定しましょう。

name

Chromeウェブストア、インストールダイアログ、ユーザーのChrome拡張ページ( chrome://extensions/ )で表示される拡張機能の名前です。
最大文字数は75文字です。

version

拡張機能のバージョン番号を識別する文字列のことです。
1から4つの数字をdotで区切る事ができます。
全てがゼロのバージョンは指定できません。

icons

128x128 のアイコンを常に提供する必要がある。
このアイコンはインストール中とChromeウェブストアで使用されます。

拡張機能管理には48x48のアイコンが使用され、ファビコンには16x16のアイコンが使用されます。

description

拡張機能を説明する文字列です。
最大文字数は132文字で、Chromeウェブストアとユーザーの拡張機能管理ページ両方に表示されます。

content_scripts

.json
  "content_scripts": [{
    "matches": ["<all_urls>"],
    "js": [
      "content.js"
    ]
  }]

コンテンツスクリプトを使用する際に記載します。

matchesはcontent_scriptsに対する必須項目で、
対象となるURLパターンを指定します。
<all_urls>を指定することで、全てのURLに対してコンテンツスクリプトを実行できます。

jsはコンテンツスクリプトとして実行するJavaScriptファイルを指定します。

JavaScriptファイル(content.js)

content.js
document.addEventListener('keydown', function(event) {
  keysPressed[event.key] = true;
    if (keysPressed['d'] && keysPressed['v']) {
      copySelectedTextAsMarkdown();
    }
});

document.addEventListener('keyup', function(event) {
    delete keysPressed[event.key];
});


let keysPressed = {};

function getSelectedTextAndUrl() {
  const selectedText = window.getSelection().toString();
  const url = window.location.href;
  return { selectedText, url };
}

function copyAsMarkdown(selectedText, url) {
    let markdownLink = `[${selectedText}](${url})`;
    navigator.clipboard.writeText(markdownLink);
}


function copySelectedTextAsMarkdown() {
    const { selectedText, url } = getSelectedTextAndUrl();
    copyAsMarkdown(selectedText, url);
}

上記が実際に作成したJavascriptファイルになります。
DとVを押すと、選択したテキストとURLをMarkdown形式でクリップボードにコピーするようになっています。

さて実際に動作を確認してみましょう!

chrome.gif

キーボードクリック操作は分かりにくいかも知れませんが、DとVを選択した後に教えています。
Markdown 形式で無事にクリップボードにコピーし、貼り付けることができましたね!

おわりに

今回はChromeの拡張機能を作成してみました。
ウェブストアに公開するためには、手順を踏む必要がありますが独自で作成したり
チームメンバーに共有する分には簡単に行えます!

皆さんも是非、自分だけのChromeの拡張機能を作成してみてください!

参考資料

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