Windowsのウェブ開発でユーザー権限によるテストを行う際に、開発中のサイトの管理画面をログイン・ログアウトでユーザーを切り替える場合がよくあると思います。以下からはこんな手間かけずにChromeだけで複数アカウントを使い分ける方法を記述します。
1.セコンドユーザー用のフォルダを作成する。
Chromeのデフォルトのクッキー、キャッシュなどの情報は「C:\Users\{ユーザー}\AppData\Local\Google\Chrome\」の「User Data」ファルダに保存されます。
同じディレクトリで、「2nd User Data」の空ファルダを作成します。
2.セコンドユーザー用のショートカットを作成する。
デスクトップでChromeデフォルトのショートカットをコピーして、プロパティのリンク先を下記のように変更して適用します。
"C:\Program Files (x86)\Google\Chrome\Application\chrome.exe" --user-data-dir="C:\Users\{ユーザー}\AppData\Local\Google\Chrome\2nd User Data"
以上の設定完了後、セコンドユーザー用のショートカットでChromeを再起動すると、同じドメインの管理画面でもデフォルトのショートカットで起動したChromeとはお互いに影響せず、それぞれのアカウントで利用できます。