お疲れ様です。
業務効率のため日々奮闘中の事務員兼主婦です。
職場の業務効率UPとして、ノーコードのGlideで書類授受管理アプリを作成しました。
職場の方々へ何度か使用してもらったところ、以下の追加のご要望を頂いておりました。
・集計作業の方法は?
・メールにCCをつけて上司にも送信できないか。
今回は、さっそくこの2つのご要望に着手していきたいと思います。
完成品
使用ツール
製作開始(集計方法について)
1. Glideデータベースでの集計作業
作成方法は以下を参考にしてみました。
①画面をDate
に切り替えます。
②Date
のカラムを+
で新規追加します。
③Name
を受取件数とし、Type
はドロップダウンでComputed
のRollup
を選択します。
④Precision
はプルダウンから整数を設定。
⑤Units
に件数の「件」と入力、Display units after number
にレ点を入れSave
を押す。
⑥受取件数カラムの表示が整数の件数表示になりました。この要領で発送件数も同様に設定します。
⑦続いて保管件数カラムの設定です。Name
を保管件数とし、Type
はプルダウンでComputed
のMath
を選択します。
⑧CONFIGRATION
に受取件数-発送件数と入力すると、REPLACEMENTS
に自動的に表示されます。Precision
はプルダウンから整数を設定し、Units
に件数の「件」を入力しDisplay units after number
にレ点を入れSave
を押す。
⑨保管件数が表示されました。
データベース上の表示は出来ましたが、この方法だと残念ながらスプレッドシートの方にはデータが表示されません。いつもの要領でスプレッドシートからの作成方法に切り替えてみました。
2. Glideでスプレッドシートの集計結果を表示させる方法
前回作成分はこちら(折りたたみ)
①普段使用しているExcelデータの書式を元にGoogleスプレッドシートを作成します。今回は追加で使用するサンプル授受保管件数シート、総件数シートを準備しました。(こちらにはすでにExcel関数が入っています。)
Excel関数についてはこちら(折りたたみ)
Excel関数についてはこちら(折りたたみ)
②書類授受保管件数の設定です。NAVIGATION
の+
を押してScreen form data
の授受保管件数を追加します。SCREEN
のSource
は授受保管件数シート、Label
を書類授受保管件数としタブのアイコンを選択、STYLE
はData Grid
を選択します。COLUMNS
は左から表示させたい順番にITEM1
から日付、繰越、受取、発送、保管を設定します。
③同じく、総件数の設定です。NAVIGATION
の+を押してScreen form data
の総件数を追加します。SCREEN
のSource
は総件数シート、Label
を総件数としタブのアイコンを選択、STYLE
はData Grid
を選択します。COLUMNS
は左から表示させたい順番にITEM1
から受取件数、発送件数、保管件数を設定します。
製作開始(メール送信について)
1. メール送信にCCを設定する方法
①メール機能追加方法です。コンポーネントの中からContact Form
を選択しTitle
を書類到着メールと書類発送メールとしました。前回、スプレッドシートに準備してある名前、アドレス、メッセージを選択していましたが、こちらはあくまでもスプレッドシート入力フォームの設定部分なので、簡素化するためアドレス入力部分を外しました。ここからさらに、AFTER SUBMIT ACTION
でSend email
の設定をプラスします。
②CONFIGURE ACTION
でSend email
を選択。To
に送り先のメールアドレスとCc
に所属上長のメールアドレス、Subject
に「書類到着メール」とBody
に「書類到着しました!」のメッセージを設定します。
これでスプレッドシートとメール送信が同時に可能です。
あわせて、1clickで送信できる方法もご紹介します。
2. 1clickでメール送信する方法
①コンポーネントの中からButton
を選択、Style
はBasic
を選び、ACTION
を押します。
②Title
を書類発送メール、Icon
を選びます。ここからさらに、Show notification
でCommunication
のSend email
の設定をします。
③Send email
のTo
に送り先のメールアドレスとCc
に所属上長のメールアドレス、Subject
に「書類到着メール」とBody
に「書類到着しました!」のメッセージを設定します。
④Glideでも簡易的な文であれば送信できます。
もし、長文を送信したい場合はZapierなどで連携させる方法もあるようです。
今回の気づきポイント
リンクさせる機能を発見したので設定してみました。
コンポーネントの中からLink
を選択し、Link to
にリンク先のURLを設定します。スタイルをRow
にして、タイトルを「書類到着メール」とします。Caption
にアプリ表示させるメッセージを入力し、アイコンを設定します。
例えば社内メールなどにリンクさせれば、通常のメールが送信できますね。
試作品を使用してもらった感想
再度、職場の上司、同僚、お隣の部署の営業担当の方にも使用してみてもらいました。
【上司】集計表もいいね!
【同僚】すごい時短ですよ!入力1分もかかってないです。記入したり印鑑もらいにいったりするの時間かかるんですよね。
【営業担当】メールも送れるようになってるし、わざわざ事務所に戻ってからやらなくてもいいから楽だわ。入力するのも簡単だもん。
との事でようやくほぼOKを頂きました
せっかくなので、全国にある他部署にも説明をしてみました。
【他部署】ほんと面倒な作業で困ってるわ。これで残業増えたりする人もいるし、楽になるのは助かるわ。デジタル化するなら頑張って!
との事で応援して頂けました!感動やはり、他の地域でも困り事になっていました。
感想
今回は遠くにいる他部署の方々にも感想と応援も頂けて、本当に報われた感じがしましたこの現場の声を、業務改善として提案していきたいと思います。
参考資料
ここまでお付き合い頂きまして、ありがとうございました。