■はじめに
最近Unityが"Runtime Fee"ってのを導入して、Unityに対しての不満が多く飛び交っているので、Unity以外でもゲーム作っといた方が仕事とかで役立つかなと思って、この記事を書いてます
●Godotについて
- 2014年リリース。UnityやUEと比べると、比較的新しいゲームエンジン
- 利用料金なし。完全無料( 詳細 )
- Windows,Macに加え、Web上やAndroidでも開発できちゃう
- 2D/3D対応
- コンソール以外ビルド可能 (詳細)
- プログラミング言語は、Godot専用のGDScriptというものや、C#、C/C++、D、Kotlin、Rubyなどの多様な言語がある( 詳細 )
- GDScriptに関しては、Godot内で完結できるそう。(C#などの言語は、VSCodeなどのコードエディタが必要)
・GDScriptについて

(画像引用元)
- Godot専用の言語。Python風のシンプルな構文っぽい
- コンパイル時間短め
- マルチスレッド対応
- ガベージコレクション未使用
■使ってみる
●ダウンロード
こっからダウンロードできます。
C#を利用したい場合、.NETエディションをダウンロードする必要があります
また、Web上でも起動できます。
(起動するには、作成済みのプロジェクトのzipファイルを用意する必要があります)
●起動
こっからは、公式ドキュメントの方が分かりやすいかもです
・プロジェクトの新規作成
- プロジェクトマネージャーの[
New Project]ボタンをクリック - プロジェクトのディレクトリを作成(※空のフォルダである必要があります)
-
ProjectName:プロジェクト名 -
ProjectPath:パス。[Browse]でディレクトリ参照 -
Renderer:レンダラーの選択。お好みのものを選択。(基本的に左のでいいと思う)
-
・既存のプロジェクトのロード
●Unityとの仕様の違い
・基本要素
- シーン:SceneとPrefabが混ざった感じ。
- ノード:Component的な役割
- シーンツリー:HierarchyView的な役割
- シグナル:OnColliderのようなコールバック的な役割
・画面構成
- Scene Dock:Hierarchy View的な役割。シーンの操作をする
- FileSystem Dock:Project View的な役割。ゲームの素材の管理をする
- Inspector Dock:Inspector View的な役割。選択されたシーンの操作をする
- WorkSpace:Scene ViewとGame Viewの併用ビュー(2D/3Dってやつ)の操作や、GDScriptの編集ができる。
●プロジェクトの実行
Godotには、UnityのGameViewのような存在がなく、実際にゲームのウィンドウを実行して確認します。
-
Play (
F5):プロジェクト自体を実行する -
PauseScene (
F7):一時停止 -
Stop (
F8):終了 -
PlayScene (
F6):現在選択中のシーンを実行する -
PlayCustomScene (
Ctrl + Shift + F5):プロジェクトフォルダ内にあるシーンを選択して実行する
●GDScriptをいじってみる
下記の公式ドキュメントを参考にしながら、GDScriptに触ってみます
-
まず、プレイヤーのシーンを作成しましょう。
-
次に、プレイヤーを表示するために、Spriteノードを追加しましょう。
-
Spriteノードの
Textureという項目に、適当なテクスチャを適用する -
次に、スクリプトを作成します
-
下図のような画面が表示されるので、このまま[
Create]で作成する -
こんな感じのコードを作成する
公式ドキュメントの例にならって、回転スクリプトを作成してみます
(本来の.gdという拡張子を便宜上.pyとしています)Player.pyextends Node2D var moveSpeed = 400 var rotateSpeed = PI # Called when the node enters the scene tree for the first time. func _ready(): print("Hello world") func _process(delta): rotation += rotateSpeed * delta var vel = Vector2.UP.rotated(rotation) * moveSpeed position += vel * delta
●プロジェクトをエクスポートする
まず、エクスポートするにはテンプレートというものをインストールする必要があるそうです
また、アイコンを変更する場合、Rceditというものが必要だそうです
-
とりあえずビルドさせたい場合、[
Modify Resources]という項目をOffにする
これで、指定したディレクトリを確認すると、.exeファイルができているハズです!
(エクスポート時に、プログレスバーが閉じるの早すぎて完了したか分からないけど、ビルドできてます)
■さいごに
エクスポートの設定とかが面倒だったりして、慣れるまで時間がかかりそうですが、頑張りましょう…!
●参考サイト
・公式ドキュメント















