React Hook Formとは
React Hook Form は、Reactでフォームを扱いやすくするためのライブラリです。
React では通常、フォームの各入力欄を useState で管理し、それを集めてバリデーションして…という処理が必要になります。
React Hook Form を使うと、そういった作業を簡潔に書けるようになります。
具体的には以下のようなことができます：
- 入力値の管理
- バリデーション（必須、桁数、数値制限など）
- エラーメッセージの表示
- フォームの送信処理
Reactとの関係性
React Hook Form の中核は useForm() というカスタムフックです。
これは React の Hook システム（useState や useEffect など）と同じ考え方で、フォームの状態を扱えるようにしたものです。
React の設計に沿っているため、シンプルなコードが書けます
実際にどう使うのか
useForm の初期化
まずは useForm を使って、フォーム全体の管理を準備します。
import { useForm } from "react-hook-form";
const { register, handleSubmit, formState: { errors } } = useForm();
-
register- 各 input に適用して、フォームとして認識させる
-
handleSubmit- フォーム送信時にバリデーションを走らせてから処理を行う
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errors- バリデーションでエラーになった項目の情報が入る
入力欄の登録
次に、フォームの中にある <input> や <textarea> に register を使って登録します。
<input {...register("title", { required: "タイトルは必須です" })} />
ここで "title" はフィールド名です。オブジェクト形式でバリデーションルールも指定できます。
エラーの表示
バリデーションエラーがある場合は、errors に情報が入ります。
それを使って、該当する入力欄の下にエラー文を表示します。
{errors.title && <p>{errors.title.message}</p>}
フォーム送信処理
送信時には handleSubmit を使います。
バリデーションが通ったときのみ、引数で指定した関数が呼ばれます。
const onSubmit = (data) => {
console.log(data); // data は各 register() に対応する値のまとまり
};
<form onSubmit={handleSubmit(onSubmit)}>
{/* 各 input 要素 */}
<button type="submit">送信</button>
</form>
よく使うバリデーションの例
register("time", {
required: "時間の入力は必須です",
min: {
value: 1,
message: "時間は0以上である必要があります"
}
})
React Hook Form のメリット
- 入力値を useState で個別に管理する必要がない
- バリデーション処理をわかりやすく書ける
- コードが短くなり、読みやすくなる
ちなみに、loadingはサポートしてなかったので今回私はそこだけuseStateを使いました。
参考リンク
ここに貼ってあるコードをコピペして使いました