前編↓
給与の天引き項目を書くか書かないか?
皆さんは給与所得者ですか?私はそうです。給与所得の場合基本的には源泉徴収されて、額面の給与から所得税、特別徴収住民税、健康保険、年金、雇用保険が引き落とされてくると思います。これをLedgerで管理したいかどうかという話です。
もしみなさんが確定申告することはない!というなら実のところ手取り収入を収入として書いて、天引き項目は考えないのが一番早いと思います。考えても数字変わるわけではないですからね。ただ、世の中には確定申告したい、しなければいけない人もいます。私もそうですが、もし確定申告する必要があるなら天引き項目もしっかり書いて、税申告の際にも役立てるのがいいかと思います。
書き方
では早速書き方です。と言っても、そんなに目新しいことはありません。まず、給与は給与で別のことなので新しいファイルを仕立てます。salary/2022.ledger
に書いていきましょう。自分の給与を晒したくないので給与明細とは? Freeeを参考にさせていただきます。
root.ledger
include salary/2022.ledger
salary/2022.ledger
2022/11/25 給与
Income:Salary:Base -300,000 JPY
Income:Salary:Overtime -10,000 JPY
Income:Work:Commute -10,000 JPY
; Assets:Receivable:Workにする手もある
Expenses:Tax:Social Security 2,891 JPY
; 健康保険
Expenses:Tax:Wellfare 8,562 JPY
; 厚生年金
Expenses:Tax:Social Security 1,500 JPY
; 雇用保険
Expenses:Tax:Income 17,000 JPY
; 所得税
Expenses:Tax:Local 10,000 JPY
; 住民税
Assets:Wire:Salary 280,047 JPY
; 手取り
- シンプルに給与明細の額面欄と天引き欄を書いて最後に手取り金額を書きます。
- 確定申告のときにはどうせ年末調整が出るのでそこまで神経質になる必要はないと思いますが、計算ミスを防ぐために一行ずつ給与明細と対応するほうが楽です
- 通勤手当は日本では一般に給与ではなく経費として非課税なので、
Income
ではなくて経費精算扱いで扱ってもいいと思います(後述) - 手取りは以前見た振り込みと同じ理屈で
Assets:Wire:Salary
と資産として扱っています。
一つの取引に何個も仕訳が並ぶので仰々しいですが、それ以外は普通の取引同様に扱えていることが分かります。明日は経費精算をモヤッとしないで記録する方法を紹介します。