Ateam Lifestyle Advent Calendar 2019の14日目は
新卒2年目 株式会社エイチームライフスタイル 名古屋開発部の@kiitanが担当します。
普段はバックエンド(rails)の開発をメインでやっています。
Reactを書き始めてちょうど1年位になります。
はじめに
画面遷移なしでユーザに選択肢を表示したい。
こんな時よく使われるモーダルウィンドウですよね。
ただSafariにいくつかの罠がありそれを踏み抜いたエンジニアの戦いの記録である。
背面のスクロールが止まらない
ios12のSafariでは、モーダルウィンドウ内のスクロールが終わったあと背面がスクロールされてしまう。
検索するとよく出てくるのが <body>
要素にoverflow: hidden
をつける対策です。
しかしこれだけは裏側のスクロールを止めることはできませんでした。
ここに更にposition: fixed
をつける必要があります。
まとめるとbody要素には下記のcssをつける必要があります。
body {
overflow: hidden;
position: fixed;
}
しかしposition: fixed
をつけるとモーダルを開いた時に最上部まで戻ってしまう 。
なのでモーダルウィンドウを開いた時点の位置をとりそこまでスクロールする必要がでてきます。
import React, { useState } from 'react'
import ReactDOM from 'react-dom'
import ReactModal from 'react-modal'
import * as ReactScroll from 'react-scroll'
import './styles.css'
const scrollTopPx = () => {
return Math.max(
window.pageYOffset,
document.documentElement.scrollTop,
document.body.scrollTop
)
}
const App = () => {
const [isModalOpen, toggleModal] = useState(false)
const [scrollTop, setScrollTo] = useState(0)
return (
<div className={`App ${isModalOpen ? 'modal-open' : ''}`}>
{[...Array(30).keys()].map(n => (
<p key={n}>{n}背面</p>
))}
<button
onClick={() => {
toggleModal(!isModalOpen)
setScrollTo(scrollTopPx())
}}
>
Toggle Modal
</button>
<ReactModal isOpen={isModalOpen}>
{[...Array(40).keys()].map(n => (
<p key={n}>{n}モーダル内</p>
))}
<button
onClick={() => {
toggleModal(false)
ReactScroll.scrollTo(scrollTop)
}}
>
toggle
</button>
</ReactModal>
</div>
)
}
const rootElement = document.getElementById('root')
ReactDOM.render(<App />, rootElement)
動作はこちらで見ることができます
https://codesandbox.io/s/hooks-modal-n3j3f
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ブラウザ固有の問題にハマったことがなかったので良い経験になりました。
Ateam Lifestyle Advent Calendar 2019の15日目は、@turkeyzawaがお送りします!
フロントエンドに強いエンジニアなので僕も明日の記事公開が楽しみです。
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