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モチベーションクラウドシリーズAdvent Calendar 2019

Day 8

チームをビルディングしていくために小話のすすめ

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この記事はモチベーションクラウドシリーズ Advent Calendar 2019の8日目の記事になります。

皆さんはチームを組んで仕事をしていますか?
開発の現場に限らず目的を達成するためにチームを組むのはよくあることだと思います。私達の開発組織でも複数のチームが存在しています。チームは成熟していくと一人でやる以上に高いパフォーマンスを発揮できます。複数人がいることでディスカッションなどから新しいアイデアが生まれやすいなどのメリットもありますね。

しかし、チームが結成されてすぐに高いパフォーマンスを発揮できるとは限りません。ほとんどのチームは混乱状態に陥っていくでしょう。なぜなら人はそれぞれにおいて考え方が違ったり大事にしていることが違うからです。

この混乱を乗り越えるためにもチームビルディングが重要になってくるのです。

そもそもチームビルディングとは

そもそもチームビルディングとはなんなのでしょうか。
Googleで調べたところこのような内容を見つけました。

成果を上げられるチームを作成するための手法がチームビルディングです。

チームが機能していなければ、新しい事業やプロジェクトの成功は見込めません。チームビルディングは強いチームづくりに欠かせない大切なものです。

要するに目的を達成する強いチームを作るためだったり、メンバーそれぞれの力を最大限に発揮させるための手法ということですね。

チームビルディングの目的

私はチームビルディングに以下のような効果を期待をしています。

  • 心理的安全性の強化

    • 話しやすい関係づくり
    • コミュニケーションの活性化
    • 悩みや問題を相談しやすくする
    • ディスカッションや振り返りの質を上げる
  • 相互理解を深める

    • メンバーそれぞれが大事にしていることを知る
    • 信頼関係の構築
    • 共通認識を持つ
  • メンバーのロールの明確化

    • メンバーに対して期待していることを明確にする
    • ロールの責務を明確にする
    • 業務に対する曖昧性をなくす

タックマンモデルでみるチームの段階

ご存知の人も多いかと思いますが、心理学者のタックマンが提唱した「タックマンモデル」というものがあります。
「タックマンモデル」は、チーム形成(組織づくり)の過程を4段階で表し、チームの解散段階を加えた5段階でチームの状態を表したモデル。
各段階は次のように定義します。

  1. 形成期(Forming):チーム結成の初期状態、チームの目標などを模索している。
  2. 混乱期(Storming):チームの目標などを巡り混乱や意見の対立が生じる。
  3. 統一期(Norming):目標や役割などの認識が一致し、チームが安定する。
  4. 機能期(Performing):チームが成熟し、チームの力が十分に発揮される。
  5. 散会期(Adjourning):目標達成や時間的な制約などにより、チームが解散される。

タックマン
東洋経済(『仕事ができる人は「正しい衝突」が超得意』)[https://toyokeizai.net/articles/-/117979?page=2]を参考

このようにチームとは考えの違いからまず混乱に向かっていくものなのです。この混乱期を乗り越えるためにもチームビルディングが非常に大事ということわかります。

ちなみにこれをある人が月9のラブコメに例えて説明してくれたことがあります。

  1. 形成期(Forming):主人公とヒロインは出会うがは特に意識することなく模索している。
    形成

  2. 混乱期(Storming):主人公とヒロインは意見のぶつかり合いやお互いの勘違いから対立し始める。
    混乱

  3. 統一期(Norming):主人公とヒロインは一体感が生まれお互いを認めあい意識しだす。
    統一

  4. 機能期(Performing):主人公とヒロインは成熟し恋愛に発展する。

機能期

タックマンモデル完全に理解しました。

小話はじめました

では具体的にチームビルディングとはどんなことをやればいいのでしょうか。
私達のチームではチームビルディングの一環として小話をすることにしました。

なぜ小話を始めたのか

大した理由ではないんですがメンバーのうちの一人が、別のチームに在籍していた時に小話を取り入れていました。
その一人が今後について話している時に
「朝会で小話を取り入れないか?」
「前のチームは小話をすることで結束していったんだ!」
「このチームでも是非やりたい!」
と目を光らせながら言ってきました。

ちなみに私は内心この提案に反対でした。
なぜなら、人前で話すの嫌だし話すことが得意ではないし、そんなに人に話すようなエピソードがないからです。勉強会やカンファレンスで登壇している人とか無条件で尊敬します。
とまあ嫌だなあと思ってたんですが、押しに負け渋々ながら小話を取り入れることになりました。
私達のチームでは毎日朝会をやっていて各自の報告をしています。
その報告をする前にローテーションで一人が小話を披露します。
基本的に小話に対してはテーマを設けませんが、ネタに困った時は周りにテーマを決めてもらって小話を披露します。

小話の効果

小話を始めて1ヶ月ほどですがチームや私自身に対してさまざまな効果を得られました。

チームに対する効果

場が暖まる

話しをしやすい雰囲気になります。みんなが笑顔になるのでその後の各々の報告がしやすくなります。

コミュニケーションの活性化

小話後は大体質問や雑談タイムに移行するので、コミュニケーションを取る場が自然とできます。心的安全性を高める場にもなります。

相互理解

仕事をしているだけだと知らないような一面が知れるので相互理解を深めることができます。相手の考え方や大事にしていることを知れる機会にもなります。

個人的な学び

相手の知らないことを伝えるスキルの向上

自分の知ってることを相手が知っているとは限りません。例えばエンジニアが営業職のヒトに話す時に技術のことを混ぜながら話しても伝わりませんよね?専門的な内容は話さずに伝えようとするはずです。小話を繰り返すことで相手に伝わりやすい説明の仕方が自然と身につきます。

日常生活でアンテナを張る

私のチームは3人しかいないので、一週間に1、2回小話をしなくてはならないため結構すぐにネタが尽きます。なので日常で起きた興味深いことや話のネタになりそうなことがあればメモを残すようにしてます。またネタ作りのためにいつもと違う行動を起こして新たな発見を期待したりします。これがなかなか面白かったりします。

アウトプットするためのインプット

小話は何も面白い話だったり場をなごませる話ではない駄目という決まりはありません。自分の学びをアウトプットしてもいいわけです。なので人に話すことを前提でインプットするようになりました。目的を持つインプットは非常に効果的で良い習慣になっています。

まとめ

このように小話を始めたことで非常に多くの効果や学びを得ることができました。ただ喋ってるだけだと思って完全に侮ってました。また、私のチームには12月から新人が入ってきたのですが、コミュニケーションを取る場として非常に有効に機能しています。

チームビルディングには他にもいろいろな手法があります。
個人的に興味があるのはレゴシリアスプレイというワークショップです。
皆さんのおすすめなチームビルディングがありましたらぜひ教えてください。

最高のプロダクトを作るためには最高のチームが必要だと私は信じています。
チームビルディングを巧みに行い最高のチームを目指していきましょう。

おまけ

Siriに小話を披露してもらいました。

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ちょっと何言ってるか分からない

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