glibcをアップデートしようとしててきとーにdnf update
を打ったら、htopの2.0が入ってきたので2.0の新機能を見てみました。
あんまり機能的な変更点はありませんでしたが、書き始めたので書きますw
ちなみにhtopはtop代替ツールです。
多分殆どのLinuxユーザがtopの代わりに使ってるんじゃないでしょうか。
クロスプラットフォームになった
一番の変更点はこれで、メジャーバージョンが上がったのは多分このため。
今まではLinuxのみサポートでしたが、FreeBSD, OpenBSD, MacOSXでも動くようになりました。
FOSDEMの動画によると今までもFreeBSDではlinprocfsというLinuxのprocfsのエミュレーションで動くバージョンがあったり、MacOSXにも0.8.2ベースの独自フォークがあったそうですが今回正式対応したようです。てか、見てて一番の衝撃は「homebrewで入るMac版のはwrong versionだから使うな」って発言でしたw
いずれhomebrewで入れるものも2.0になるのかな?
ちなみに上記の動画によると内部的な実装も大きく変わっていて、プロジェクトトップ以下にlinux,freebsd,openbsd,darwinといったプラットフォームごとのサブディレクトリが切られるようになりました。
リファクタリングの過程も語られていて、まずlinuxとunsupportedの2つのディレクトリを作って、次にfreebsdのディレクトリを作るために、BSDでビルドしてエラーが出たので直す、そしてまたビルドしてエラーが出たら直すを繰り返す、次にエラーは出ないけどクラッシュするようになったので、それを再びクラッシュしなくなるまで直す、そして再びLinuxに戻して動くか確認する、みたいな苦労話もされてました。
eで環境変数が見える
初期画面のプロセス一覧が表示されている画面にて任意のプロセス上でeを押すとそのプロセスの環境変数一覧が表示されるようになりました。何気に便利なんじゃないでしょうか。
プログラムのパスが表示されるようになった
今まではプログラム名のみの表示でしたが、パスが表示されるようになりました。
デフォルトで有効になってますがF2のdisplay optionから無効にもできます。これまた中々有り難いですね。
マウスサポート
- マウスの反応がよくなったみたいなことが書いてあったんですが分かりませんでしたw
- 画面スクロールがホイールでできるようになったって書いてあったんですが、マウス使ってないので、これまた分かりませんでしたw
- ちなみにホイールスクロールにはNCurses6が必要らしいです。自分の環境(Fedora23)だとdnfで入るのはまだ5.9なのでどっちにしろ試せないですね。。。
その他
あとはバグフィックス系がメインです。
ただMacのhomebrewで入るhtopがベースとしている0.8.2からだともっと色々な変更点があるので、Changelogを見ると良いんじゃないでしょうか。
ということで、見た目的にはあんまり変更点無いですが以上です。