はじめに
MacMiniのDVDドライブが不調のため、慣れないEFI+USBブートでCentOS6.9をインストールしたので手順を記す。
MacMini (Late 2009)
- Core2 Duo 2.26GHz
- 2GBメモリ(DDR3-1066 1GB×2枚)
→4GBメモリ(DDR3-1333 2GB×2枚)に換装 - FUJITSU MHZ2160B 160GB SATA HDD
- NVIDIA GeForce 9400 256MB
- DVD-RW AD-5680H
→故障中
USBブートメディアの作成
Windows7上で作業
- ISOイメージCentOS-6.9-x86_64-bin-DVD1.isoのダウンロード
- Rufusのポータブル版をダウンロード
- Rufusを実行してISOイメージをUSBメモリに書き込む
- デバイス:(H:) [7.7GB]
- パーティション構成:GPT UEFIコンピュータ用のパーティション構成
- ファイルシステム:FAT32 (デフォルト)
- クラスタサイズ:4096バイト (デフォルト)
- 新しいボリュームのラベル:CentOS_6.9_Final
- 「ブートディスクを作る」をチェック:ISOイメージ
→ダウンロードしたISOイメージを選択
→スタート
USBブート
- 作成したUSBメモリを差し込む
- Optionキー(Altキー)を押しながら電源投入
- 画面にEFI Bootのアイコンが出てきたらクリック
- 3秒以内に何かキーを押してGRUBのメニュー画面を表示
- インストーラを起動する場合は「CentOS 6.9」、レスキューモードで起動する場合は「rescue」を選択
- 以降はCUIで処理が進む
ハードディスクの消去
クリーンインストールしたいのでHDDの内容を丸ごと消去する。
USBメモリを使用してレスキューモードで起動する。
USBメモリが/dev/sda、内蔵HDDが/dev/sdbとなる。
- Choose a Language
→ Japanese - Language Unavailable
→ OK - Keyboard Type
→ jp106 - Installation Method
→ Hard drive - Select Partition
→ /dev/sda1
→ Directory holding image: 空欄 - Setup Networking
→ No - Rescue
→ Skip ※内蔵HDDを/mnt/sysimageにマウントしない - メニュー
→ Start shell - シェルのコマンドプロンプトからddで消去
bash-4.1# dd if=/dev/zero of=/dev/sdb bs=1M count=1024
bash-4.1# exit
OSインストール
USBメモリを使用してインストーラを起動する。
USBメモリが/dev/sda、内蔵HDDが/dev/sdbとなる。
- Choose a Language
→ Japanese - Language Unavailable
→ OK - Keyboard Type
→ jp106 - Installation Method
→ Hard drive - Select Partition
→ /dev/sda1
→ Directory holding image: 空欄
GUIに切替る - ロゴ
→ OK - どちらのタイプのストレージデバイスにインストールしますか?
→ 基本ストレージデバイス - ストレージデバイスの警告
→ はい。含まれていません。 - ホスト名
→ macmini - ネットワークの設定
→ eth0 → 編集 → 「自動接続」をチェック
→ IPv4のセッティング → 方式:手動
→ アドレス:192.168.10.42/24
→ ゲートウェイ:192.168.10.1
→ DNSサーバー:192.168.10.1 - 使用するタイムゾーンの中で一番近い都市を選択してください
→ アジア/東京
→ 「システムクロックでUTCを使用」のチェックを外す - rootユーザーのパスワードを入力してください。
→ ****** - パスワードが弱すぎます。
→ とにかく使用する - どのタイプのインストールをしますか?
→ すべての領域を使用する(※)
→ 「パーティションのレイアウトをレビューまたは修正する」をチェックする
→ ATA FUJITSU MHZ2160Bを右側のインストール先のデバイスに移動
→ /boot/efiと/bootをそのまま残してLVM領域を全削除
→ 標準パーティションで/(ルート)16GB、/home 16GB、swap 4GBを作成 - フォーマットの警告
→ フォーマット - ストレージ構成をディスクに書き込み中
→ 変更をディスクに書き込む - ブートローダー
→ 「ブートローダーを/dev/sdb1にインストールする。」をチェック - ソフトウェアパッケージ
→ Software Development Workstation
→ 「今すぐカスタマイズ」をチェック - 左ペインで仮想化を選択
→ 右ペインの仮想化関連項目のチェックをすべて外す
※パッケージのインストールが始まる - CentOSのインストールが完了しました。
→ 再起動
再起動 - ようこそ
→ 進む - ライセンス情報
→ はい、ライセンスに同意します - ユーザの作成
→ kido - 日付と時刻
→ ネットワーク上で日付と時刻を同期化します
※NTPサーバはデフォルトのまま[0-3].centos.pool.ntp.org - Kdump
→ 「Kdumpを有効にしますか?」をチェック
→ Kdumpメモリー(MB):128
→ 終了 - 初期起動(firstboot)の完了後に、この変更を継続してシステムを再起動しますか?
→ はい - いくつかの選択を有効にする為、システムを再起動する必要があります。
→ OK
※「カスタムレイアウトを作成する」でEFI System Partitionを作成してもうまく認識されないため、自動作成したレイアウトを編集してEFIパーティションを流用することにした。