はじめに
nginx の学習目的で Ubuntu 20.4 デスクトップにインストールしたので、メモレベルで残しておきます。
参考
環境
Ubuntu 20.04.1 LTS
nginx/1.18.0 (Ubuntu)
インストール
nginx のバージョンには、
- 長期安定バージョンの stable
- 新機能が取り込まれていく mainline
の2つがある。
今回は推奨される mainline のインストールを行う。
まずは公式サイトで前提条件とされているツールをインストールする。
sudo apt install curl gnupg2 ca-certificates lsb-release
次に、公式リポジトリをaptに登録する。
echo "deb http://nginx.org/packages/mainline/ubuntu `lsb_release -cs` nginx" \
| sudo tee /etc/apt/sources.list.d/nginx.list
なお、私の環境ではfishをメインのシェルにしていたため、サブコマンドの展開は(lsb_relese -cs)
としました。
続いて公式URLから nginx の公開鍵をインポートし、apt がパッケージを検証できるよう追加する。
curl -fsSL https://nginx.org/keys/nginx_signing.key | sudo apt-key add -
以下のコマンドで適切な鍵をインポートできたか確認。
sudo apt-key fingerprint ABF5BD827BD9BF62
次の出力が確認できれば鍵のインポートは成功。
pub rsa2048 2011-08-19 [SC] [expires: 2024-06-14]
573B FD6B 3D8F BC64 1079 A6AB ABF5 BD82 7BD9 BF62
uid [ unknown] nginx signing key <signing-key@nginx.com>
準備ができたので、nginx をインポートする
sudo apt update
sudo apt install nginx
エラーがでなければインストールは成功です。
確認
nginxをバージョンを確認してみます。
$ nginx -V
出力は以下のようになります
Tue 11 Aug 2020 01:53:36 PM UTC
nginx version: nginx/1.18.0 (Ubuntu)
built with OpenSSL 1.1.1f 31 Mar 2020
TLS SNI support enabled
configure arguments: ---(省略)---
aptを使用してnginxパッケージの詳細を確認することもできます
sudo apt show nginx
インストールを確認できたら、systemdで起動します。
sudo systemctl start nginx
無事起動できた場合は何も出力されません。
ステータスを確認します。
sudo systemctl status nginx
Active: active(running)
という表記を確認できれば成功です。
webブラウザでlocalhost
にアクセスしてみましょう。
サービスの停止は以下のコマンドです。
sudo systemctl stop nginx