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VirtualBox 6.1.6 に Ubuntu 20.04 LTS 日本語 Remix をインストールする

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このメモに書いてあること

  • Ubuntu 20.04 LTS 日本語Remix インストールの流れ
  • インストール画面が見切れる問題への対処方法(見切れててもインストール出来ないわけじゃありません)
  • VirtualBox Guest Additions のインストール方法
  • IPv6 の無効化方法:sysctl の場合
  • IPv6 の無効化方法:kernel option の場合

インストール条件

設定項目 このメモでの設定値 備考
アップデートと他のソフトウェア ・通常インストール
・Ubuntuのインストール中にアップデートをダウンロードする
・グラフィックスとWi-Fiハードウェアと追加のメディアフォーマットのサードパーティ製ソフトウェアをインストールする
インストールの種類 ディスクを削除してUbuntuをインストール
どこん住んでいますか? Tokyo
あなたの名前 user01
コンピュータの名前 ubuntu20
ユーザ名の入力 user01 あなたの名前と同じで困らないと思います
パスワードの入力 それなりのパスワード

インストール

起動メニューを表示させる

以下の画面がでたら、矢印キーか何かキーを押してメニューを表示させてください。
スクリーンショット 2020-05-18 16.30.15.png

起動オプションの設定

メニューから"Ubuntuをインストール"を選択し F6 キーを押します。
ポップアップメニューが出たら、ESC でポップメニューを閉じます。
スクリーンショット 2020-05-18 16.31.27.png

起動オプションの設定&起動

起動オプションに VGA=773 を追記後、Enterを押してUbuntuのインストーラーを起動します。
スクリーンショット 2020-05-18 16.33.17.png

言語の設定

日本語にしました。
スクリーンショット 2020-05-18 15.31.05.png

キーボードレイアウト

Japaneseのまま変更していません。
スクリーンショット 2020-05-18 15.31.24.png

アップデートと他のソフトウェア

グラフィックとWi-fiハードウェアと追加のメディアフォーマットのサードパーティ製ソフトウェアをインストールする。を追加で選択しました。

スクリーンショット 2020-05-18 15.32.17.png

インストールの種類

ディスクを削除してUbuntuをインストール を選択しました。
スクリーンショット 2020-05-18 15.33.04.png

ディスクに変更を書き込みますか? は 続ける を選択しました。
スクリーンショット 2020-05-18 15.33.25.png

どこに住んでいますか?

住んでいますか?って聞かれると本当は違うから心苦しいけど Tokyo を選択
スクリーンショット 2020-05-18 15.34.07.png

あなたの情報を入力してください

表示名、ホスト名、ユーザ名、パスワードを指定します。

スクリーンショット 2020-05-18 15.34.26.png

インストールが始まります

スクリーンショット 2020-05-18 15.35.23.png

インストールが完了しました が表示されたら、"今すぐ再起動する"をクリックして、再起動してください。
スクリーンショット 2020-05-18 15.41.24.png

初回ログイン

初回ログイン

インストール時に指定してアカウントを選択してログインしてください。
スクリーンショット 2020-05-18 15.45.29.png

オンライアンカウントへの接続

私はスキップしました。
スクリーンショット 2020-05-18 16.00.24.png

Livepatch

便利なのかもしれませんが、テスト用のシステムには必要ないので設定しませんでした。
スクリーンショット 2020-05-18 16.00.40.png

Ununtuの改善を支援する

はい、システム情報をCanonicalに送信します。を選択しました。
スクリーンショット 2020-05-18 16.01.02.png

プライバシー

位置情報が必要なサービスを利用する予定がないので、無効のままにしました。
スクリーンショット 2020-05-18 16.01.27.png

準備完了

やっとインストールが終わったww
完了 をクリックしてください。
スクリーンショット 2020-05-18 16.01.43.png

Virtualbox Guest Additions のインストール

Guest Additions CD のマウント

事前に追加が必要なパッケージはありませんでした。
VirtualBox のメニューから、Insert Guest Additions CD Image を選択します。
スクリーンショット 2020-05-18 16.19.26.png

インストーラーの実行

実行 をクリックしてインストーラを起動してください。
スクリーンショット 2020-05-18 16.19.48.png

認証を求められます。インストール時に設定したパスワードを入力してください。
スクリーンショット 2020-05-18 16.20.07.png

こんな感じでインストールが完了します。
スクリーンショット 2020-05-18 16.21.27.png

システムの再起動

Virtualbox Guest Additionsを有効にするため、システムの再起動を実施します。
方法は任意です。コマンドでも良いしメニューから再起動を行っても大丈夫です。

メニューから再起動する場合1:メニューの 電源オフ を選択
スクリーンショット 2020-05-18 16.22.32.png

メニューから再起動する場合2:再起動をクリック
スクリーンショット 2020-05-18 16.22.53.png

IPv6の無効化

意図しないアクセスを予防するために、明確な用途がなければ無効化を検討しても良いかも。

インターフェースの状態確認

標準状態だと IPv6が有効になっている事がわかります。

user01@ubuntu20:~$ ip a
1: lo: <LOOPBACK,UP,LOWER_UP> mtu 65536 qdisc noqueue state UNKNOWN group default qlen 1000
    link/loopback 00:00:00:00:00:00 brd 00:00:00:00:00:00
    inet 127.0.0.1/8 scope host lo
       valid_lft forever preferred_lft forever
    inet6 ::1/128 scope host 
       valid_lft forever preferred_lft forever
2: enp0s3: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc fq_codel state UP group default qlen 1000
    link/ether 08:00:27:43:05:2b brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
    inet 192.168.1.114/24 brd 192.168.1.255 scope global dynamic noprefixroute enp0s3
       valid_lft 14340sec preferred_lft 14340sec
    inet6 2408:11:aaeb:7e00:9ca2:33bd:1937:e75c/64 scope global temporary dynamic 
       valid_lft 14341sec preferred_lft 12541sec
    inet6 2408:11:aaeb:7e00:a88b:15c7:894d:be5c/64 scope global dynamic mngtmpaddr noprefixroute 
       valid_lft 14341sec preferred_lft 12541sec
    inet6 fe80::4d4b:129b:df6e:cdd5/64 scope link noprefixroute 
       valid_lft forever preferred_lft forever
user01@ubuntu20:~$ 

sysctlでの無効化

  • sysctlでの無効化操作

設定ファイルの末尾にdisable_ipv6の設定2行を追加してください。
その後、sysctlコマンドで設定を反映させます。

user01@ubuntu20:~$ sudo vi /etc/sysctl.conf

net.ipv6.conf.all.disable_ipv6=1
net.ipv6.conf.default.disable_ipv6=1

user01@ubuntu20:~$ sudo sysctl -p
net.ipv6.conf.all.disable_ipv6 = 1
net.ipv6.conf.default.disable_ipv6 = 1
user01@ubuntu20:~$ 

user01@ubuntu20:~$ ip a
1: lo: <LOOPBACK,UP,LOWER_UP> mtu 65536 qdisc noqueue state UNKNOWN group default qlen 1000
    link/loopback 00:00:00:00:00:00 brd 00:00:00:00:00:00
    inet 127.0.0.1/8 scope host lo
       valid_lft forever preferred_lft forever
2: enp0s3: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc fq_codel state UP group default qlen 1000
    link/ether 08:00:27:43:05:2b brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
    inet 192.168.1.114/24 brd 192.168.1.255 scope global dynamic noprefixroute enp0s3
       valid_lft 13601sec preferred_lft 13601sec
user01@ubuntu20:~$ 
  • nmcliでのIPv6機能無効化設定

Networkの再起動でIPv6が有効にならないよう、connection毎に以下の設定を行う必要があります。

user01@ubuntu20:~$ nmcli connection show "優先接続 1" |grep ipv6.method
ipv6.method:                            auto
user01@ubuntu20:~$ sudo nmcli connection modify "優先接続 1"  ipv6.method ignore
user01@ubuntu20:~$ nmcli connection show "優先接続 1"  |grep ipv6.method
ipv6.method:                            ignore
user01@ubuntu20:~$ 

network(connection)の再起動でIPv6が有効化されちゃう例

nmcliでインターフェースに設定されている IPv6.method をignoreに設定しない場合、
sysctlでIPv6を無効化していても、connectionをdown/upするとIPv6が復活してしまいます。

user01@ubuntu20:~$ nmcli connection down "有線接続 1"
接続 '有線接続 1' が正常に非アクティブ化されました (D-Bus アクティブパス: /org/freedesktop/NetworkManager/ActiveConnection/1)
user01@ubuntu20:~$ nmcli connection up "有線接続 1"
接続が正常にアクティベートされました (D-Bus アクティブパス: /org/freedesktop/NetworkManager/ActiveConnection/2)
user01@ubuntu20:~$ ip a
1: lo: <LOOPBACK,UP,LOWER_UP> mtu 65536 qdisc noqueue state UNKNOWN group default qlen 1000
    link/loopback 00:00:00:00:00:00 brd 00:00:00:00:00:00
    inet 127.0.0.1/8 scope host lo
       valid_lft forever preferred_lft forever
2: enp0s3: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc fq_codel state UP group default qlen 1000
    link/ether 08:00:27:43:05:2b brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
    inet 192.168.1.114/24 brd 192.168.1.255 scope global dynamic noprefixroute enp0s3
       valid_lft 14398sec preferred_lft 14398sec
    inet6 2408:11:aaeb:7e00:9ca2:33bd:1937:e75c/64 scope global temporary tentative dynamic 
       valid_lft 14400sec preferred_lft 12600sec
    inet6 2408:11:aaeb:7e00:a88b:15c7:894d:be5c/64 scope global tentative dynamic mngtmpaddr noprefixroute 
       valid_lft 14400sec preferred_lft 12600sec
    inet6 fe80::4d4b:129b:df6e:cdd5/64 scope link noprefixroute 
       valid_lft forever preferred_lft forever
user01@ubuntu20:~$ 

kernel設定でのIPv6無効化

Kernelオプションをいじるので、ちょっと躊躇してしまうかも知れませんが、IPv6はkernelオプションで無効化した方が確実だと思います。

  • Grub設定変更

/etc/default/grub を編集し ipv6.disable=1 オプションを追加します。
(下の2行にオプションを追加しています)

user01@ubuntu20:~$ sudo vi /etc/default/grub

GRUB_DEFAULT=0
GRUB_TIMEOUT_STYLE=hidden
GRUB_TIMEOUT=0
GRUB_DISTRIBUTOR=`lsb_release -i -s 2> /dev/null || echo Debian`
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash ipv6.disable=1"
GRUB_CMDLINE_LINUX="ipv6.disable=1"
  • Grubの設定を反映させてから、システムを再起動してください。
user01@ubuntu20:~$ sudo update-grub
Sourcing file `/etc/default/grub'
Sourcing file `/etc/default/grub.d/init-select.cfg'
Generating grub configuration file ...
Linux イメージを見つけました: /boot/vmlinuz-5.4.0-29-generic
Found initrd image: /boot/initrd.img-5.4.0-29-generic
Found memtest86+ image: /boot/memtest86+.elf
Found memtest86+ image: /boot/memtest86+.bin
完了
user01@ubuntu20:~$ sudo shutdown -r now

おわり。

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