Squid 結果コードは、クライアントに送信されたレスポンスを説明するために、アンダースコアで区切られた複数のタグで構成される。
レスポンスの種類 (必須タグ)
レスポンスがどのように配信されたかを記述する。
-
TCP
: HTTP ポートでのリクエスト。 -
UDP
: ICP ポートまたは HTCP ポートでのリクエスト。 -
NONE
: Squid が異常なレスポンスを配信したか、応答しなかったことを示す。通常 TCP/UDP のいずれかに分類される前にトランザクションが失敗した場合に発生する。
処理が実行理由 (任意タグ)
特定の処理が実行された理由や、リクエストがどこから来たのかを記述する。
-
CF
: リクエストが壊れていることを示す。 -
CLIENT
: クライアントがリクエストに設けた制限により、レスポンスが影響を受けたことを示す。 -
IMS
: クライアントが再検証のリクエストを送信したことを示す。 -
ASYNC
: Squid によってリクエストが内部的に生成されたことを示す。 -
SWAPFAIL
: オブジェクトがキャッシュに存在するはずであったが、アクセスが失敗したことを示す。 -
REFRESH
: 再検証のリクエストがサーバに送られたことを示す。 -
SHARED
: サポートされていないタグ。 -
REPLY
: サーバまたはピアから HTTP レスポンスがあったことを示す。
オブジェクトの種類 (任意タグ)
-
NEGATIVE
: "404 Not Found" などのエラーレスポンスがキャッシュに存在したことを示す。HIT
レスポンスでのみ見られる。 -
STALE
: オブジェクトがキャッシュに存在したが、古い状態で提供されたことを示す。 -
OFFLINE
: offline_mode の間に、オブジェクトがキャッシュから取得されたことを示す。 -
INVALID
: 無効なリクエストが受信されたことを示す。 -
FAIL
: 再検証のリクエストが失敗したことを示す。REFRESH
レスポンスでのみ見られる。 -
MODIFIED
: 再検証により、新しく修正されたオブジェクトが生成されたことを示す。REFRESH
レスポンスでのみ見られる。 -
UNMODIFIED
: 再検証により、304 Not Modified が生成されたことを示す。REFRESH
レスポンスでのみ見られる。 -
REDIRECT
: リクエストに対して、Squid が HTTP リダイレクトレスポンスを生成したことを示す。
キャッシュとの関連 (任意タグ)
-
HIT
: オブジェクトがキャッシュから取得されたことを示す。 -
MEM
: オブジェクトがメモリキャッシュから取得されたことを示す。HIT
レスポンスでのみ見られる。 -
MISS
: オブジェクトがキャッシュに存在しなかったことを示す。 -
DENIED
: アクセス制御によって、リクエストが拒否されたことを示す。 -
NOFETCH
: サービスは生きていたが、当該リクエストには使用されなかったことを示す。 -
TUNNEL
: バイナリトンネルが確立されたことを示す。
エラー条件 (任意タグ)
-
ABORTED
: 接続が中断されたため、レスポンスが完了しなかったことを示す。 -
TIMEOUT
: 接続がタイムアウトしたため、レスポンスが完了しなかったことを示す。 -
IGNORED
: キャッシュされたレスポンス A をリフレッシュしているときに、A よりも古い B を取得した場合、Squid が B を無視したことを示す。
出典
squid-cache wiki
https://wiki.squid-cache.org/SquidFaq/SquidLogs