前置き
railsアプリを構築し、webpacker用にnodejsを入れたアプリを作った際、
nodeのバージョンが12系なのが気になった。
現時点でのLTSは14系なので開発環境と差異が発生しており環境差異でハマるのが嫌なのでheroku側のnodeバージョンを上げる方法を追求してみた。
軽く検索するとよく引っかかるのが heroku Buildpacks
を使うというもの。
公式ドキュメント
だがしかし、上記を見てもバージョンを指定する具体的な方法自体は記載がない。
ググって見た感じ、 package.json
にバージョンを追記するとバージョンが指定できるとある。
"engines": {
"node": "14.17.2",
"npm": "6.14.13"
}
ただし、railsアプリでこれをやってpushしても
remote: error app@1.0.0: The engine "node" is incompatible with this module. Expected version "14.17.2". Got "12.16.2"
remote: error Found incompatible module.
と、出る。
結論
前置きが長くなったが結論。
上記が出るのにはいくつか原因がある。
$ heroku buildpacks
=== dev-playrooms-free Buildpack URLs
1. heroku/ruby
2. heroku/nodejs
heroku buildpacks
このコマンドを打って
- 2にnodeが来ている
- そもそもnodejsが無い
上記のパターンでデプロイに失敗する。
解決方法
- Herokuのアプリ設定を開く
- Settingsタブを開く
- Buildpacksの項目で
add buildpacks
でnodejsを追加する - ここの順番がデプロイの順番に影響するのでnodejsを一番上に持ってくる
上記のあと、デプロイすればnodejsのバージョンがpackage.jsonで指定したものにアップグレードされるようだ。
余談
remote: engines.node (package.json): 14.17.2
remote: engines.npm (package.json): 6.14.13
remote: engines.yarn (package.json): unspecified (use default)
enginesでnode, npm, yarnのバージョンが指定できるようだ。
その後、ローカルのdocker buildでnodeのバージョンが上がってyarnがエラーをはいた。
よって下記のように設定した。
"engines": {
"node": "14.x",
"npm": "6.x",
"yarn": "1.x"
}