関数、引数、仮引数、戻り値をスクランブルエッグを作りながら説明する。
はじめに
関数とは、簡単に説明すると、「機能を部品化して再利用できる様にしたもの」です。
同じ様な処理が複数の箇所で必要になる場合があります。
処理が必要になる度に同じ処理を記述していくことは手間が掛かるので、予め機能部品として定義しておくことで、処理を書く回数が1回限りになる上、関数名と引数を記述するだけで利用することが可能になります。
関数を使用して、引数や仮引数、戻り値について説明すると、
まず関数を使いたい場合は関数名を記述して呼び出します。
これを呼び出し元と言います。
呼び出し元から関数に引数を渡すと、
引数を処理した後に戻り値として処理結果を呼び出し元に返してくれます。
スクランブルエッグを作ろう!
例えば、とあるレストランには、卵🥚(引数)を使ってスクランブルエッグを自動で作れる機械(関数)が置いてあるとします。これはこのレストランが独自で開発(関数の定義)した機械🤖です。
機械に卵を渡すと、機械は自動的にかき混ぜて焼いてくれる処理を行い、料理した結果(スクランブルエッグという名の戻り値)を、注文したお客さん(呼び出し元)に届けてくれます。
お客さんは「卵」と呼んでいますが、このレストランでは卵のことを「白玉」という専門用語で呼んでいたとします。この専門用語が仮引数です。
同じ卵(引数名)でありますが、客(呼び出し元)とレストラン(関数)で呼び方が違うだけで、内容は全く同じ卵です。
この自動でスクランブルエッグを作れる機械(関数)を定義しないと、お客さんが注文するたびに店員は手作業(処理を一から記述していく)で作らなくてはなりません。
<?php
function scrambleEgg($shiratama1, $shiratama2) {
$ryouri = $shiratama1 * $shiratama2;
return $ryouri;
};
echo scrambleEgg(5, 10); //結果:50
?>
上記を例にすると、お客さんは卵2個のことを「5」と「10」と呼んでいるのに対して、同じ卵でもレストラン側では「$shiratama1」と「$shiratama2」と呼んでいます。
結果としては卵を使ったスクランブルエッグ(50)という料理が注文したお客さんに届けられますね!
今回はここまで