はじめに
在宅ワークPC(Windos10)用にAnkerのThunderbot4 Dockを導入したが、Sleep復帰時にうまく再認識されない事象が発生し、一応の解決が見えたのそのメモ
利用したDock:Anker PowerExpand Elite 12-in-1 Thunderbolt 4 Dock (APEX)
結論
急いでる人向けに結論
ノートPCの省電力設定が影響してました。
省電力設定をハイパフォーマンスなどのモードへ変更することで直ります。
補足
- OSおよびノートPCの省電力をHigh Perfomanceにする
- とりあえずは通電時のみの設定でOK
- それでもだめならバッテリ駆動時も
- Sleep復帰前にDock側のスイッチは必ずONにしてから起動
- 上記の通電時のパフォーマンス設定で起動させるため
ここから下は細かい話です。
おきたこと
起きたことと調べていった内容をメモします。
構成
構成していた環境の情報です。
PC (Windows)
- Lenovo T14s メモリ32GBモデル
Dock
- Anker PowerExpand Elite 12-in-1 Thunderbolt 4 Dock (APEX)
Dock接続機器
- Display
- Dell 27 Monitor - S2722QC
- 接続方式:Thunderbolt DisplayPort Alt Mode対応ポート
- 会議用スピーカーマイク
- Jabra 510 (有線)
- キーボード
- HHKB Hybrid Type-S(有線)
- マウス
- Logicool 無線ドングル (MXErgoが接続)
- Webカメラ
- Logicool c922n
- ネットワーク(RJ45)
- BUFFALO スイッチングハブ
- LSW6-GT-8NS/BK
- ケーブル
- ELECOM CAT5e
- BUFFALO スイッチングハブ
症状
Dockを開封して初めて起動済みPCへ接続すると正常に認識され、USBやHDMI、ThunderboltでのDisplay接続も含めて動作を確認していた。
その日の仕事が終わり、一度Sleep(≠休止 ハイバネーション )を実行。
翌日朝、PCを立ち上げた際になぜか充電(USB PD)は実行されるが、
Dockにつないだデバイスやディスプレイ外部出力がされない状況になった。Sleepからの復帰時に発生したものと推察
調査メモ
Sleep復帰がだめとか不具合でありそうだな。。。
というわけでいろいろ試した。
確認結果
起動状況 | 再起動 | 休止->復帰 | Sleep->復帰 |
---|---|---|---|
Dockデバイスを接続したまま | NG | NG | NG |
Dockデバイスを復帰後に接続 | OK | OK | OK |
この二つからわかるのは、SleepでもなんでもHWデバイスが停止した状態から復帰する際に、Thunderbolt4のネゴシエーションが失敗しているような気がしてくる。
安直にドライバの問題?-> NO
と思いたくなったのだが、Thunderbolt関連ドライバ以外思いつかない。
なのでGoogleで似た症状について探してみたが、、、まぁ見当たらない。
Thunderbolt コントローラーが動作していない?
ここで気になったのがHWデバイスが一度停止することがトリガになっているので、起動時にちゃんとコントローラーが動作しきれていない気がしてくる。
幸いLenovoにはthunderboltポートが2個あるので、1個にディスプレイを直接接続し、もう一個にDockを接続する。
この場合もディスプレイもDockも認識しなかった。
ここから調べるの結構レイヤ低そうだなと思いながら、ふとバッテリーのステータスで電源接続状態でBaterrySavingModeなのに気が付く。
先日、据え置き(クラムシェル)ファンの音がうるさいので省電力設定を電源接続時も有効にしていた。
・・・・これか?
というわけでHigh Performance Modeに設定を変更してみた結果。
無事Sleepや休止からの復帰でも認識しました笑
昔からThunderboltコントローラーは電力を使うとは聞いていたので、
省電力設定で何かコントローラーの機能が無効化されている気がします。
まとめ
これ以上細かい深追いはしませんが、Dockのように広帯域でのThunderBolt接続をする場合には省電力設定が原因で意図した動作しないケースがあるということのようです。