まえがき

今まで構築済みのJenkinsプロジェクトをただ使うだけで、
Jenkinsのプロジェクトの設定を自分で全くしたことがなかったので、
プロジェクトの作成と設定、自動デプロイまでをとりあえずやってみることにした。

お世話になった記事/サイトなど

https://qiita.com/japboy/items/42aeee94512495a6ddd4
http://www.buildinsider.net/enterprise/jenkins/001
http://sil.hatenablog.com/entry/jenkins-github-auto-deploy
https://qiita.com/yasuhiroki/items/61a2be613fc7dcfc8682

サーバの環境

Ubuntu 16.04
Memory 8GBくらい
HDD 500GBくらい

Jenkinsの導入(Dockerコンテナ)

Dockerの導入は省略。。

Docker Hub上で公式イメージがあるのでこちらを使用
Jenkins Official Repo

sudo  docker run  -v /var/jenkins_home -p 8080:8080 -p 50000:50000 --name jenkins  -d jenkins

オプションの意味:
-v Data Volume
-p port forwarding
-d background

しばらくすると、jenkins上がってくるので　http://サーバのIPアドレス:8080 にアクセス

adminのトークンを求められるので、下記のコマンドを叩いて取得する

docker exec -ti jenkins cat /var/jenkins_home/secrets/initialAdminPassword

次画面で推奨するプラグインを導入するか、選択して導入するかを聞かれるのでどちらかを選択する

プラグイン導入後、ユーザ作成画面に移り、これが終われば導入が完了

jenkinsのアップデート

Dockerコンテナ内のjenkinsが既に古いバージョンの場合、
Warningsが表示される
アップデートする方法は下記の通り

# jenkinsのコンテナにrootで入る
docker exec -ti  -u root jenkins bash
cd /usr/share/jenkins/
wget http://updates.jenkins-ci.org/download/war/2.89.2/jenkins.war
mv jenkins.war.1 jenkins.war
# jenkinsのコンテナから抜ける
exit
# jenkinsのコンテナを再起動
docker restart jenkins

projectの作成

Github Enterprisesとの連携

Build Triggerを使いGHEにpushした段階でビルドが走るようにしたかったが，
自分が建てた場所が悪く，GHEが動いているサーバからjenkinsのトリガを引くことができないので保留...

自動デプロイ

下地処理として，デプロイ先サーバでpyenv環境を整えてpython3.6を導入しておく
その後，git pullからrunserverまで行ってくれるシェルをデプロイサーバ内に書き，jenkinsから叩くことにした
jenkinsのビルド時に任意のシェルを実行させるには「プロジェクト設定」->「Build」にある「execute shell」欄にシェルを書く

ssh -i /var/jenkins_home/.ssh/id_rsa  target_server@xxx.xxx.xxx.xxx './init.sh'
ssh -i /var/jenkins_home/.ssh/id_rsa  target_server@xxx.xxx.xxx.xxx 'git clone git@ghe.net:your-name/reponame.git'
ssh -i /var/jenkins_home/.ssh/id_rsa  target_server@xxx.xxx.xxx.xxx '/bin/bash /home/django/run.sh'

上記に登場する，init.shとrun.shの内容
これらのシェルはデプロイ先サーバに配置

init.sh

if [ -e /home/django/reponame/README.md ]; then
   # リポジトリが既に存在する場合は消す
   rm -rf /home/django/reponame
else
   # 存在しない場合は何もしない
   :
fi

run.sh

#!/bin/bash
source ~/.profile
pgrep -f 'runserver' | xargs kill 2>/dev/null
# 標準入出力を捨てなければ，build時に帰ってこれなくなるのでjenkinsがタイムアウトしてしまう（ハマったポイント）
python /home/django/test2/mysite/manage.py runserver 0:5000  > /dev/null 2>1& < /dev/null &

自己満足だが，これでなんとかCIっぽい環境が自分でも構築できた
requirements.txtに対応するとさらによさそう