htop とは
top の強化版。top にはない様々な機能があり、子プロセスごとまとめて選択して任意のシグナルを送ることができたりとにかくステキ。
top よりもカラフルかつスタイリッシュな見た目で、top 以上にスタバで「こいつなんかすごいことやってる感」を出すことができ、コマンドラインに馴染みのないユーザにも人気(本当に人気かどうかは知らない)。
インストール
RedHat系は epelリポジトリに RPM がある。
yum install --enablerepo=epel htop
Macユーザも brew でインストール可能。
brew install htop
Debian系
apt-get install htop
それ以外はこちらを参考に。バイナリではなくソースで入れてもOK。
http://hisham.hm/htop/index.php?page=downloads
htop の使い方
マウス操作
- プロセスをクリックして選択したり、
F1-10
に割り当てられている htop の機能も画面下の機能名をダブルクリックして選択することができる。htop のF1-10
の機能を呼び出すにはoption
キーを押しながらF
キーを押す(キーボードの設定によってはfn
も押す)。
プロセスの選択
-
Space
もしくはc
で行う。色がついているプロセスは選択されている状態となる。c
は選択したプロセスの子プロセスも選択する。一度選択したプロセスの解除はSpace
で行う。
検索と絞り込み
-
/
でプロセスの検索ができる。検索してヒットしたプロセスのみを表示したい人は/
ではなく\
の Filter機能を使うべし。
プロセスのツリー表示の切り替え
-
t
でプロセスのツリー表示の有効/無効を切り替えることができる。
プロセスのソート
- もちろん top でもソートはできるが htop では
>
で左側にウィンドウが出現し方向キーで簡単にソートできる。top のソートはいちいち画面が切り替わるのが面倒って人にはありがたい。
プロセスに任意のシグナルを簡単に送ることができる
- これが一番便利かも。
k
でどのシグナルを送るか選択するウィンドウが左側に出現し選択しているプロセスに対して好きなシグナルを送ることができる。TERM を送ってプロセスを終了するのも htop からできる。もうプロセスID調べて kill, killall 叩いたりする必要なんてない。
プロセスの優先度を変更
-
[
で選択しているプロセスの nice値をインクリメント、]
でデクリメントできる。※ nice値を減らす(優先度を上げる)ことは root しかできない。
特定のユーザのプロセスだけを表示する
-
u
を押すと左側にウィンドウが出現し、どのユーザのプロセスだけ表示するか選択できる。
htop の終了
- htop の終了は
ctl + c
か、q
か、F10
。
ヘルプの表示
-
h
でヘルプ。他の細かい使い方はヘルプを参考に。
F2
で設定とかいじれるのでカスタマイズして自分が使いやすいようにするともっといいですね。
※ ちなみにスターバックスでMacをドヤ顔で開く人を「ドヤラー」、その行為を「ドヤリング」と言うらしいです。