目的
お名前.comで取得したドメインを、IBMCloud DNSのNSで名前解決できるようにしてみる。
今回は、fsas.workというテスト用ドメインの名前解決をIBMCloud DNSサービスで実施する。
環境
- ローカル端末:macOS Catalina 10.15.6
- プラットフォーム:IBMCloud
- IBMCloud DNS
- Webサーバ:CentOS 7.7.1908(Virtual Server for Classic)
- ドメイン取得サイト:お名前.com
変更前の状態
ローカル端末での作業
変更前はfsas.workのNSは、お名前.comになっている。
つまり、fsas.workへのDNS問い合わせはお名前.comの以下4つのサーバがIPを返す。
**https://fsas.work**にアクセスが来た際に、返答するIPアドレス
% dig fsas.work ns
;; ANSWER SECTION:
fsas.work. 86400 IN NS 01.dnsv.jp.
fsas.work. 86400 IN NS 02.dnsv.jp.
fsas.work. 86400 IN NS 03.dnsv.jp.
fsas.work. 86400 IN NS 04.dnsv.jp.
IBMCloud DNSの設定
IBMCloudポータルでの作業
IBMCloudポータルへログインし、下記の通り前方ゾーンを選択する。
Add DNS Zoneを選択し、DomainsにNS移行対象のドメイン名を入力する。
続けて、Default IPには、移行対象ドメインにアクセスが来た際のアドレスを入力し、Add Zoneを選択する。
今回の例では、fsas.workへアクセスが来た場合に165.192.xx.xxにアクセスするようになる。
続けて、不要なレコードがあれば削除し、必要なレコードも追加する。
今回は、wwwだけ残して後は削除した。
NSレコードのTargetアドレスをお名前.comに登録する為、これを控えておく
- ns1.softlayer.com
- ns2.softlayer.com
お名前.com側の設定変更
お名前.comポータルでの作業
お名前.comポータルへログインする。
ドメインの設定から、変更したいドメイン名の横にある、ネームサーバー列を選択する
2.ネームサーバーの選択で、その他、その他のネームサーバーを使うを選択し、
先程記録した、ネームサーバの情報を記入し、確認を選択する。
- ns1.softlayer.com
- ns2.softlayer.com
OKを選択する
反映まで24時間から72時間と記載されているが、私の場合はすぐ反映された。
移行確認
Aレコード確認
% dig www.fsas.work
;; ANSWER SECTION:
www.fsas.work. 86400 IN A 165.192.xx.xx
NSレコード確認
% dig fsas.work ns
;; ANSWER SECTION:
fsas.work. 86400 IN NS ns1.softlayer.com.
fsas.work. 86400 IN NS ns2.softlayer.com.
これで完了
あとは、IBMCloud DNSの前方ゾーンを随時追加する事で、インターネットからfsas.workの名前解決が可能