LoginSignup
7
9

More than 5 years have passed since last update.

分離キーボード LY092-MINI 設定

Last updated at Posted at 2017-04-08

メカニカル分離キーボード LY092-MINI 両手揃いを中国から Taobao 代行を利用して購入した1ので、その簡易レビューとマイ設定を載せる。

DSCN0055.jpg

左手オンリーは、Parblo PR200 としてAmazon で売ってる。これは値段の上下が激しいが、十分安いと言えるだろう。

keyboard-layout.png

Taobao では筐体色:黒/白と軸:黒/紅が選択できる。
自分はCherry紅軸をTaobao購入代行を利用して買ったが、手数料送料含めて約13.5k円となった。
間違って白色の物が代行業者(上海)に届いていたので、そのことを指摘したのが月曜の早朝。しかし返品&送り直しで、結局なんと木曜にこちらに届いたので驚きの早さだった。

簡易レビュー

  • キーキャップは、全て前方側面プリント。
    • キーキャップの種類は Cherry プロファイル?で、手前から順に R1,R1,R2,R3,R3,R3 となっていた。
      • 左右のスペースキーは特殊なサイズのせいか、別。
    • キーキャップを購入時の参考のため、サイズ表を載せる。

keyboard-layout(1).png

  • 両キーボードの左右に USB miniB のソケットが付いているが、外側(左手キーボードでは左側、右手では右側)のソケットのみがPCにつなげられる。
    • 内側のソケットは、左右のキーボードの連結用。
    • 左右両方をPCに繋ぐことも出来るし、片方をPCに繋いで、内側のケーブルで左右を繋いでも機能する。
  • キーボードは一定時間操作しないと、スリープ状態に入るようだ。
    • スリープから復帰させ動作するようにするには、何らかのキーを押して微妙に待つ必要がある。
  • 付属品する滑り止めが付いた2つの長いネジを、キーボードの四方に装着されてるネジと取り替えることで、キーボードに傾斜を付ける。
    • 取り付け方により、奥/内側2/手前の持ち上げが自由。
  • キー配列はSmartyaoのサイト软件下载のページからダウンロードできる。
    • 「注册」ボタンから登録ページに進み、会員登録する必要がある。
      • 個人情報は適当で良い。
    • 「邮箱/手机号」にメールアドレス、と「密码」にパスワード、「安全问题」に計算結果を入力し、「登录」ボタンでログインする。
      • 「大拇指键盘配置管理程序和说明书下载」のページに行き、「LY092_MINI分体式机械键盘_配置管理程序包」のリンクから管理ソフトウェアをダウンロードできる。
    • ソフトウェアは当然 Mac には対応していない。
      • ダウンロードしたファイルを解凍すると、中国語/英語対応の2つのソフトが入っていたので安心。
    • キーボードの設定は、片方ずつ別々に行う。
      • キーボードの設定を行うときには、キーボードの一番左上のキーを押しつつ、USBケーブルを繋ぐ。
        • 左手キーボードならESC、右手キーボードならF7のキー。
      • 使い方は見て分かるだろうが、「Save To Device」でキーボードに設定を送る必要があることに注意。
    • 両手の全キーを別々に後で Karabiner でリマップするために、次のようにハードウェアマッピングした。

Left.png
Right.png

  • まとめるとこうなる。
    • ここで Shift_R,Alt_R,Win_R 等を右キーボードに設定してないのは、何故かそれらを設定しても _L として認識されてしまったため。

keyboard-layout(2).png

これをベースに使いやすいようリマップを行う。

マイ設定

  • Karabinerを用いて、以下のように設定した。
    • 現在まだ El Capitan なので、Karabiner が使えている。
  • 設定は gitHub に置いた。
    • 適当に <include path="{{ENV_HOME}}/github/Karabiner-LY092-MINI-Setting/LY092_MINI_base.xml" /> とでもしてインクルードすれば良い。

ベースレイヤー

Dvorak

keyboard-layout(3).png

  • 普段 Dvorak-QWERTY 配列使いなのでこうなる。
  • 例によって、Cmd_L/R は単押しで英数/かなキーへと対応させている。
  • カスタム修飾キーとして、Fn_L/R, Mouse, Mirror_L/R, Code を導入した。
    • Fn_L/R - HHKB の Fn キーと同様に、矢印キー等
    • Mouse - マウスのカーソル移動等
    • Mirror_L/R - 片方のキーボードで全キーを押せるよう、キー配列の反転を行う
    • Code - プログラミングによく使う記号を押しやすい位置で打つためのキー
  • 一番長いキーはスペースに。
    • スペースキーのすぐ隣ではなく、Mirrorキーを挟んだ位置にコマンド⌘キーを置いたのは、コピー&ペースト (⌘+C, ⌘+V) 等を行うのに、微妙に違和感が出るため。
    • バッククォート (`) が左右両方にあるのは、標準配置(左側)とHHKBフォロー(右側)。
  • Delete キーと Backslash キーは HHKB に倣い交換した。
    • なお、Mac では Delete と Backspace の区別がないので注意。ここの Del は所謂 Backspace である。
      • PC の Delete は Forward Delete と呼ぶ。
    • 小指で Del を押すのが面倒なことがあるので、右手のBキーの隣に Del キーを置いた。
      • しかし B キーと間違えて Del キーを誤爆することが多いので要注意。

QWERTY

コマンドやコントロールキーを押しているときは、次のように QWERTY 配列となる。

keyboard-layout(4).png

  • 従来(Barocco)と比べて、使用頻度の高い ⌘+T がとても打ちやすくなった。

Fn レイヤー

基本 HHKB 準拠。

ver.1

Fn_R

keyboard-layout(5).png

Fn_L

keyboard-layout(6).png
* 左手の矢印キーを右手のダイヤ形♢ではなくWASDで配置したのは、ダイヤでは微妙にしっくりこないため。
* メディアキーの位置は左右のポジションに合わせてみたが、後で変更するかもしれない。

Fn_L + Mirror_L / Fn_R + Mirror_R

keyboard-layout Fn + Mirror Modes.png
* ミラーキーの使用により、片手だけでメディアキーへとアクセスできるようにした。

ver.2

keyboard-layout fn v2.png
* メディアキーの並びを、「高/前 < 大/後」的な順序に則って整列。
* また Ctrl_L やリターンキーに接するような最大限外側へと移動。
* 最上段のファンクションキー列にコンシューマーキーを並べた。

ミラーレイヤー

ミラーリングモード。

keyboard-layout(7).png

  • Mirror_L と Mirror_R で左右を区別させているので、左/右のキーボードのみをそれぞれ反転させる。
  • 左手でも Return 出来るよう、Tab を Return に対応させた。
  • Fn_L/R と Mirror_L/R の併用は現在未設定。

マウスレイヤー

keyboard-layout(8).png

  • Mouse キーには左右の区別はない。
    • 左手でマウスカーソルを動かしつつ、右手でクリック操作することが
  • Mouse キーのダブルクリックで、マウスレイヤーのロックを行う。
    • <lastreleasedphysicalkey_only>, <lastpressedphysicalkey_only>, <elapsedtimesincelastreleased_lessthan>, <elapsedtimesincelastpressed_lessthan> の併用で実装した。
    • 再度 Mouse キーを押すことで、ロックは解除される。
LY092_MINI_mouse.xml
<!-- for Modifier -->
<block>
  <block><!-- Double Mouse Key down To Mouse-Lock -->
    <lastreleasedphysicalkey_only>KeyCode::COMMAND_L</lastreleasedphysicalkey_only>
    <lastpressedphysicalkey_only>KeyCode::COMMAND_L</lastpressedphysicalkey_only>
    <elapsedtimesincelastreleased_lessthan>Millisecond::RawValue::300</elapsedtimesincelastreleased_lessthan>
    <elapsedtimesincelastpressed_lessthan>Millisecond::RawValue::300</elapsedtimesincelastpressed_lessthan>
    <autogen>__KeyToKey__ KeyCode::COMMAND_L, KeyCode::VK_LOCK_LYMINI_MOUSE_KEY_MODE_FORCE_ON</autogen>
  </block>
  <block><!-- Double Mouse Key down To Mouse-Lock -->
    <lastreleasedphysicalkey_only>KeyCode::KEYPAD_6</lastreleasedphysicalkey_only>
    <lastpressedphysicalkey_only>KeyCode::KEYPAD_6</lastpressedphysicalkey_only>
    <elapsedtimesincelastreleased_lessthan>Millisecond::RawValue::300</elapsedtimesincelastreleased_lessthan>
    <elapsedtimesincelastpressed_lessthan>Millisecond::RawValue::300</elapsedtimesincelastpressed_lessthan>
    <autogen>__KeyToKey__ KeyCode::KEYPAD_6, KeyCode::VK_LOCK_LYMINI_MOUSE_KEY_MODE_FORCE_ON</autogen>
  </block>
  <!-- When Mouse-Lock is on, Mouse Key down offs the Lock -->
  <autogen>__KeyToKey__ KeyCode::COMMAND_L, {{KC_MOUSE}}, KeyCode::VK_LOCK_LYMINI_MOUSE_KEY_MODE_FORCE_OFF, {{KC_MOUSE}}</autogen>
  <autogen>__KeyToKey__ KeyCode::KEYPAD_6, {{KC_MOUSE}}, KeyCode::VK_LOCK_LYMINI_MOUSE_KEY_MODE_FORCE_OFF, {{KC_MOUSE}}</autogen>

  <!-- basic -->
  <autogen>__KeyToKey__ KeyCode::COMMAND_L, {{KC_MOUSE}}</autogen>
  <autogen>__KeyToKey__ KeyCode::KEYPAD_6, {{KC_MOUSE}}</autogen>
</block>

コードレイヤー

ver.1

keyboard-layout Code Mode.png

  • マウスレイヤーと同じく、コードレイヤーも Code キーのダブルクリックでロックされる。Lock.png

  • 押しにくい&誤爆しやすい&覚えにくい、Shift+数字キーを左側に配置。

    • Shift+9 の位置には、(バッククォートが1の隣にあるので)Shift+`の ~
  • 左右括弧を並べて配置。

  • 両ブラケット[]の隣にバックスラッシュ\があるのは、ベースレイヤー (Dvorak) に合わせて。

  • 余った位置に、遠いバッククォート`を近くに来るよう配置。

  • コードレイヤーに無い記号については、

    • '",<.>;: - 普通に左手 (+Shift) で打てる。
    • =+/?-_ - Mirror_L (+Shift) で打てる。
  • 右手には折角だからテンキーを置いた。

    • 左下の Del は Clear に変えた。
    • ついでとして、テンキーのマイナス-+Shift でアンダーライン_が入力できるようにもした。
      • アンダーラインが数字のセパレータとして機能する言語があるため。
コードレイヤー + ミラー v1

keyboard-layout Code + Mirror_L Mode.png

  • 左手ミラーキー (Mirror_L) により、左手でもテンキーを押せるようにした。
    • Code + Mirr_L + other の同時押しは大変だが、Code キーをロックすれば良い。
    • この左手の様に、右手もホームポジションで数字キーを打てるようにすべきかも。

ver.2

keyboard-layout Code v2.png

  • ホームポジションに指を置いたまま4.5.6と打てるように、右手のテンキーを1つずらした。
    • これで Mirror_R キーが空いたので、Code + Mirror_R モードも設定した。
  • 左手のコードレイヤーの記号を、Code + Mirror_L のテンキー配列+Shiftとなるように再配置した。
    • 右手の +Mirror_R モードでは、残念ながらスペースの関係上、テンキー配列とコードキーの配列を一致させることが出来なかった。
  • テンキーでSpaceキーがEnterキーと化しているので、新しくSpaceキーを配置。
    • おまけでアンダースコアキーも追加。

まとめ(チートシート)

  • ver.2 の配列まとめ。

keyboard-layout (LY092-MINI) Cheatsheet.png

  • 凡例がこちら keyboard-layout 凡例.png
    • 斜体がミラーモードを意味する。
      • 最上段左が Dvorak モードのキー
      • 最上段左が Dvorak + Mirror のキー
      • 中段右が Code モードのキー
      • 中段左が Code + Mirror のキー
      • 最下段左の黒色キーは、Fn_L/R モードでの違いが無いキー
        • 最下段右の黒色キーは、Fn_L/R + Mirror のキー
      • 最下段緑色(左)のキーは、Fn_L モードのキー
      • 最下段青色(右)のキーは、Fn_R モードのキー
        • 緑色青色のキーは、Mirror_L/R で交換する
      • 最下段真ん中のキーは Mouse モードのキー
      • 前方側面左は QWERTY モードのキー
      • 前方側面右は QWERTY + Mirror のキー

  1. が、代行を介さず直接購入できるようだったorz 

  2. 内側を持ち上がるよう足を配置すると、(奥側を持ち上げる)デフォの傾斜ゴムと干渉してがたついてしまった。 

7
9
1

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
7
9