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Array.mapの中でasync/awaitを使う

Last updated at Posted at 2024-07-26

はじめに

諸事情につき、Array.mapの中でasync/awaitを利用したのですが、思った以上に詰まった・・。
ということでメモがてら残しておきましょう。

参照(というかほとんど切り抜き元):

やりたかったこと

Arrayに入っている値を元に非同期関数を呼び出しつつ、その結果の値を整形した配列を用意する。
(最終的にjoinするだけで画面に表示したい)

イメージ図
dataArray:['1', '2', '3']
  ↓
result:['・りんご', '・みかん', '・いちご']
  ↓
画面
・りんご
・みかん
・いちご

結論

sample.js
const dataArray = ['1', '2', '3'];

const result = await Promise.all(dataArray.map(async (data) => 
    '' + await sampleFunction(data)
));

説明

dataArray.map(async (data) => await sampleFunction(data))

ここはまあ、見たまんまの動きです。
非同期関数を同期的に呼びたいので、無名関数の頭にasyncを付け、実際に呼び出す関数にはawaitを付けています。

こうすることで、dataArray.mapは無事同期的に結果を取得できる・・と思いきや、dataArray.mapにはawaitがついていないので、この無名関数の処理終了を待ちません。

コードを分解すると、こんな感じ。

// この関数内ではきちんと同期処理化している
async mapFunction(data) {
    return '' + await sampleFunction(data);
}

let result = [];
for (const data of dataArray) {
    result.push(mapFunction(data)); // こっち側が同期処理化していない
}

// そのため、Promiseの配列になってしまう
console.log(result); // [object Promise, object Promise, object Promise]

じゃあawait dataArray.mapとしたら良いのでは?と思ったのですが・・。
awaitPromiseが返される関数にのみ適用されるため、「Promiseの配列」だと無力です。
※エラーにもならなかった。

await Promise.all

ということで、Promise.allを使います。
こうすることで、配列内のPromiseが全て履行されてから次へ進むようになります。

解決!!

ちなみに・・

今回のパターンの場合、こっちでもできる。

sample2.js
const dataArray = ['1', '2', '3'];

const promiseResult = await Promise.all(dataArray.map(data => 
    sampleFunction(data)
));
const result = promiseResult.map(elem =>
    '' + elem
);

おそらく処理速度はほぼ一緒になる・・と思う・・・。
mapを2回呼び出している分だけロスがある??と思う???
(逆にasync/awaitの数が少ない分早かったりする??多分変わらないよね・・?)

さらにちなみに・・

await Promise.all(...).join('\n');

の書き方は許されませんでした。
多分Promise.all(...).join('\n')を評価した後にawaitをする流れになるから。

下記のどちらかにしましょう。

// パターン1
(await Promise.all(...)).join('\n');

// パターン2
const promiseResult = await Promise.all(...);
const result = promiseResult.join('\n');

おわりに

JavaScriptは奥が深いけど、なんとなく好きです。
自由度が高い・・気がする・・・。

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