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Commvault への OCI の Object Storage への登録方法

Last updated at Posted at 2020-09-17

はじめに

Commvault のバックアップ データの格納先 (ライブラリ) として OCI の Object Storage を使用するための手順です。

準備

Commvault 側の準備

事前に作成しておいた秘密鍵のファイルを、MediaAgent ホストにコピーします。

  • Windows で C:\Program Files\Commvault\ContentStore 以下にインストールしているのであれば、C:\Program Files\Commvault\ContentStore\Base\certificates\external フォルダ
  • Linux で /opt/Commvault 以下にインストールしているのであれば /opt/commvault/Base/certificates/external フォルダ

OCI 側の準備

公開鍵をアップロードしておきます。

OCI 側から以下の情報を取得しておきます。

  1. テナンシ OCID
  2. [ガバナンスと管理] > [管理] > [テナンシ詳細] を選択します。
  3. [テナンシ情報] タブの OCID 情報を取得します。
  4. ユーザー OCID
  5. [ガバナンスと管理] > [アイデンティティ] > [ユーザー] を選択します。
  6. API キーをアップロードしたユーザーを選択します。
  7. [ユーザー情報] タブの OCID 情報を取得します。

OCI を使用したクラウド ライブラリの構成

OCI 上に構成した tokyo-bucket02 バケット以下にクラウド ライブラリを構成します。

クラウド ライブラリ構成前のオブジェクト ストレージの状態

クラウド ライブラリを構成する前のオブジェクト ストレージの状態を確認します。
わかりやすく新規に作成したバケットを使用していますが、専用のバケットである必要はありません。
新規に作成した状態なので、バケット内にオブジェクトは何もありません。

WS000021.png

クラウド ライブラリの構成

Commvault には CommCell Console (Java ベースのコンソール) と Command Center (Web ブラウザ ベースのコンソール) の 2 種類のコンソールがありますが、以下は Command Center を使用した構成手順になります。

  1. Command Center にログインします。
  2. ナビゲーション メニューから、[ストレージ] > [クラウド] を選択します。
  3. ページ右上部にある [追加] をクリックします。
  4. [クラウドの追加] ダイアログが表示されたら、クラウド ライブラリの名前 (Commvault 上での識別名) を入力して [追加] をクリックします。
[]( ![WS000017.png](https://qiita-image-store.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/0/482950/daef0b23-52b3-f266-b54a-b1c39b71441b.png) ) 5. [ストレージを追加] 画面が表示されたら、[タイプ] リストをクリックして [Oracle Cloud Infrastructure Object Storage] を選択します。
[]( ![WS000019.png](https://qiita-image-store.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/0/482950/00dd258f-ce05-0639-34a1-481e29894572.png) ) 6. [ストレージを追加] 画面の項目が変更されたことを確認して、ライブラリのアクセスに必要な情報を入力後、[保存] をクリックします。
[]( ![WS000022.png](https://qiita-image-store.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/0/482950/483d3edd-341a-15c6-b52f-04fb623fa7b8.png) ) * MediaAgent : OCI に対してデータの送受信を行なう MediaAgent (秘密鍵をコピーした MediaAgent) * サービス ホスト: オブジェクト ストレージの API エンドポイント ホスト (東京リージョンであれば objectstorage.ap-tokyo-1.oraclecloud.com ) * テナンシー OCID : 事前に OCI コンソールから取得した OCID * ユーザー OCID : 事前に OCI コンソールから取得した OCID * キーの指紋 : API キーのフィンガープリント (秘密鍵の作成時に取得したもの、OCI コンソール上に掲載されているものと同じであること) * コンパートメント名 : オブジェクト ストレージが格納されているのコンパートメント名 * PEM キーファイル名 : MediaAgent 上にコピーした秘密鍵のファイル名 * 秘密鍵のパスワード : 秘密鍵の作成時に指定したパスワード * バケット : データを格納するバケット名 7. 構成内容を確認して、[保存] をクリックします。
[]( ![WS000023.png](https://qiita-image-store.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/0/482950/13567717-f0c5-a3a7-ed4e-2c0540cbdd74.png) ) 8. クラウド ライブラリの一覧に構成したクラウド ライブラリが追加されたことを確認します。
![WS000024.png](https://qiita-image-store.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/0/482950/8171a149-5ff5-7163-517e-03db8ffb872a.png)

クラウド ライブラリ構成後のオブジェクト ストレージの状態

クラウド ライブラリとして構成されたことにより、2 つのオブジェクトが作成されたことが確認できます。

WS000025.png

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