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価値にフォーカスした要件定義を過ごすための4か条

Last updated at Posted at 2021-05-25

このページについて

SIの新人さん向けに要件定義など上流工程を過ごす上での考え方をまとめた資料になります。

1.要件定義のスタートラインとゴールを意識しよう

あるITシステムの企画が始まりたての頃は、お客さんが抱える真の課題やそれに刺さるソリューションはぼやけていることが多いです。まずこのスタートラインを意識しましょう。
SIerさんは、お客さんと一緒に問題設定と仮説設定および評価まで導くことが要件定義のゴールとなります。

2.問題や仮説の紐解き方

2.1.デザイン思考や要件定義のプロセスを活用しよう

問題や仮説の設定・評価を行うための道具として、デザイン思考プロセスや要件定義プロセス(業務フロー、非機能要件定義の作成など)を利用します。
よくこの道具の完成が目的になりがちなので気を付けましょう。

2.2.大局から細部、細部から大局の両面から考えよう

お客さんの抱える問題は大小様々あり、SIerさんは沢山の情報を得ることになります。
これらを大局的に観て1つのシステムコンセプトを捉えること、局所的に観て行って全体コンセプトと整合していること、この様な思考を繰り返して問題と仮説を整理していきましょう。

3.設定した問題と仮説を評価しよう

ここまでの検討で出来上がった問題と仮説を評価しましょう。
有識者やユーザー、ステークホルダーとのウォークスルーなど、他者への説明を通してフィードバックを得る方法が有効です。
自分の説明は「いちごを主役としたイチゴヨーグルトパフェ」「果物を少しずつ集めたフルーツパフェ」になっているでしょうか。「すしラーメン、キウイにバナナジュースを添えて…」になっていないでしょうか。

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4.まとめ:価値にフォーカスしよう

昨今のシステム開発では、この様にお客さんの価値にフォーカスすることがより重要視されています。
価値に根差した進め方を心掛けること、それが変わっていないか定期的に検査すること、問題が判った段階で次の手が打てること。こんなことを考えながら日々の業務を進めて貰えれば、もう立派なSIerさんだと思います!

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