ウェブサイトのfavicon.icoなどでicoファイルを扱うことがある。icoファイルの実体はざっくりいうと、複数の解像度のPNGかBMPファイルの集合である。
引き継いだ、大分前に作ったなどの理由でicoファイル内にどのような画像データが含まれているか、わからなくなってしまうことがある。
そんなときにicotoolを使えばCLIでサクッとicoファイル内の情報を確認できる。
インストール
Ubuntuならicoutilsパッケージですぐインストールできる。
$ sudo apt-get install icoutils
使い方
-l
でエントリごとのメタデータが一覧できる。
$ icotool -l favicon.ico
--icon --index=1 --width=16 --height=16 --bit-depth=8 --palette-size=0
--icon --index=2 --width=24 --height=24 --bit-depth=8 --palette-size=0
--icon --index=3 --width=32 --height=32 --bit-depth=8 --palette-size=0
--icon --index=4 --width=64 --height=64 --bit-depth=8 --palette-size=0
-x
でファイル内の画像ファイルを書き出す。デフォルト展開先は.
。
$ icotool -x favicon.ico
$ ls
favicon.ico favicon_2_24x24x8.png favicon_4_64x64x8.png
favicon_1_16x16x8.png favicon_3_32x32x8.png
-c
でPNGファイルからicoファイルを作成できる。
$ icotool -c favicon_1_16x16x8.png favicon_2_24x24x8.png > favicon.ico