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キーボードのキーの配置と指 (Windows & JIS 配列)

Last updated at Posted at 2021-07-28

いままで何となく PC のキーボードを使用していたのですが、タイプミスが多かったり入力が遅かったりしたため、改めてキーボード配列と指を再確認してみました。

ここでは自分が所持している JIS 配列キーボードの配列をもとに記述するため、細かく配列が異なる JIS 配列等では適宜読み替えてください。
US 配列はここでは扱いません。

ここでは OS は Windows を想定しています。

1. 英数入力

1.1. Shift キーなし

1.1.1. キーを押す指

edited01.png
※ JIS 配列であっても細かい配列が異なることがあります。
※ここでは「Ctrl」と「Caps Lock」(上記の図では「英数」) を入れ替えたキーボードを想定しています。
※ここでは円マークとバックスラッシュを同じものとして表記します。

ホームポジションとして、「A S D F」と「J K L ;」にまず指を置きます。

赤色は親指、水色は人差し指、緑色は中指、黄色は薬指、紫色は小指です。
白色は基本的には小指です。

左手 右手
1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 - ^ |
q w e r t y u i o p @ [
a s d f g h j k l ; : ]
z x c v b n m , . / |

ただし、これはあくまで目安で、この通りでなくて良い場合も多々あります。

  • 「6」は右手より左手の方が近く、どちらの手の場合もある
    • 左右分割キーボードでは、どちらのパターンもある
  • 「B」は左右どちらからも距離が同じで、どちらの手の場合もある
  • 修飾キー等との同時押しのときは臨機応変に
  • その他、状況に応じて臨機応変に

1.1.2. キーのおおよその分類

edited02.png
紫色は修飾キー等、白色と水色は英数字と空白、黄色と緑色と赤色は記号です。
(記号の色分けは見やすくするためのもので、厳密な分類によるものではありません。)

右側に記号がまとまっています。

1.2. Shift キーあり

「Shift」キーは基本的に、他に押しされたキーのキートップ上部に刻印されている文字 (または機能) を入力するという修飾キーになります。

「英数」は「Caps Lock」の機能に、「ひらがな」は「カタカナ」の機能になります…

「無変換」に関しては「無変換」としか刻印されませんが、「Shift」キーと同時に押すと「英数入力の半角・全角切り替え」になります。
edited03.png

左手 右手
! " # $ % & ' ( )   = ~ |
Q W E R T Y U I O P ` {
A S D F G H J K L + * }
Z X C V B N M < > ? _

edited04.png

1.3. 補足: Shift & Caps Lock で Shift キーが入力されっぱなしになる訳ではない

「Caps Lock」キーは、何らかのキーを入力し続けるためのものではなく、「Caps Lock」自体が「大文字を入力し続ける」ためのキーてす。
JIS 配列では US 配列と異なり、「Caps Lock」キーと「英数」キーが同じキーに割り当てられているため、「Shift」キーによってその機能を切り替えているだけで、「Shift」キーが入力され続けている訳ではありません
「大文字を入力し続ける」という特性から、記号の文字や修飾キー等に関しては「Caps Lock」が有効になっていても、キートップ上部に刻印されている文字 (または機能) ではなく下部のものが入力されます

2. ローマ字入力

2.1. Shift キーなし

ローマ字入力では、アルファベットの入力がローマ字として扱われること以外は基本的に英数入力と同じです。
ただし、句読点と中点、かぎ括弧、長音記号は例外で、英数の記号でなく日本語の記号が入力されます。
edited05.png

左手 右手
1234 7890 ^¥
qwer uiop
asdf jkl;
zxcv 、。・

edited06.png

2.2. Shift キーあり (意味的には英数入力 & Shift キー と同じ)

ローマ字入力のときに「Shift」キーを押すと、基本的には英数入力時に「Shift」キーを押した場合と同じ扱いになります。
入力時に半角か全角になるかは前後の入力状況等によります。

IME の設定にもよりますが、「Shift」と「スペース」で「別幅スペース」(全角入力のときに半角スペース) を入力することができます。
edited07.png

左手 右手
!"#$ '()  =~|
QWER UIOP `{
ASDF JKL+ *}
ZXCV M<>? _

edited08.png

3. かな入力

3.1. Shift キーなし

かな入力は、単純に考えれば日本語を母音と子音に分解せずに入力できるため、ローマ字入力よりキーを押す回数を少なくできます…が、実際にはあまり減らない (※後述) ため、個人的にはローマ字入力かかな入力かならローマ字入力で良いと思います (同時打鍵や親指シフトに関しては本記事では扱いません) 。

また、ローマ字入力より使用するキーの個数や範囲が約倍 (26 個→ 48 個) のため、キーを覚えたり指の動かし方に慣れるのに時間がかかります (英数入力のキー配列の知識を応用できないことも難しさの理由のひとつ) 。
edited09.png

左手 右手
ぬふあう やゆよわ ほへー
たていす なにらせ ゛゜
ちとしは まのりれ けむ
つさそひ もねるめ

edited10.png

3.2. Shift キーあり

かな入力では文字の「を」と捨て仮名 (小さい文字)、句読点や中点、かぎ括弧を入力するときに「Shift」キーを使います。

ローマ字入力と同様に、「Shift」と「スペース」で「別幅スペース」(全角入力のときに半角スペース) を入力できることがあります。
edited11.png

左手 右手
  ぁぅ ゃゅょを    
  ぃ            「
**    **     **    **  」
っ         、。・  

edited12.png

3.3. 補足: かな入力における記号の入力

ローマ字入力では句読点や中点、かぎ括弧に関しては直接入力でき、「Shift」キーを押すことで他の全角の記号 (「?」「!」「~」等) を入力することができますが、かな入力では直接入力することはできません。

かな入力では句読点や中点、かぎ括弧は「Shift」キーを押す必要があります。

「?」「!」「~」等の全角記号に関しては全角英数入力モードに切り替えるか「Ctrl + p」(「F9」キーと同じ) 等で変換する必要があり、記号でない通常の文字と記号とで別に分けて変換・確定する必要があります。

3.4. 補足: かな入力でも打鍵回数はそこまで減らない

理由は以下の通りです。

  • 濁音や半濁音が多い (その分押す回数が増える)
  • 日本語入力中に**「Shift」キーを多用する** (同時打鍵できるわけではないため、結局「Shift」キーを押すための時間がかかる)
    • 捨て仮名 (小さい文字)
    • 句読点や中点、かぎ括弧
    • 「を」
  • 「?」「!」「~」等の記号入力が厄介 (それ以外の文字と分けて変換・確定する必要があり、また、入力モードの切り替えや変換が必要)
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