サーバーのメール関連設定・Spam対応
DNS設定 (お名前.com レンタルDNSをご利用の場合)
1. お名前com ドメインNaviへログイン
https://www.onamae.com/navi/domain.html?btn_id=navi_login_onamaetop_header
2. ドメインの選択
[ドメイン設定]→[DNS関連機能の設定]を開き、ドメインの一覧からご利用するドメインを選択して、次へボタンを押す
3. DNSレコード設定画面表示
「DNSレコード設定を利用する」を選択してDNSレコード設定画面を表示
4. 各レコードの追加
4.1 登録フォーム公開用レコードを追加"
[TYPE]に”CNAME”を選択、[ホスト名]に”form”と入力、[VALUE]に”form.maildeliver.jp.”と入力して追加ボタンを押す
4.2 クリックカウント計測のリダイレクト用レコードの追加
[TYPE]に”CNAME”を選択、[ホスト名]に”redirect”と入力、[VALUE]に”redirect.maildeliver.jp.”と入力して追加ボタンを押す
4.3 A(Address)レコードの追加
・Aレコードは、ホスト名とIPv4アドレスを紐付けるレコード
・メール転送先ホスト名はAレコードで登録しておく必要があります。
・お客様にて設定を行ったAレコードを参照し、メールサーバのIPアドレスを取得します。
4.4 MXレコードの追加
MXレコードは、対象ドメイン宛のメール配送先ホスト名を定義するレコードです。
4.5 SPFレコードの追加
[TYPE]に”TXT”を選択、[ホスト名]は未入力、[VALUE]にメール配信管理画面のDNS設定情報の該当のVALUE値
(この時最初と最後のダブルクォーテーション[”]は入力しません。)を入力し、追加ボタンを押す
4.6 DKIMレコードの追加
[TYPE]に”TXT”を選択、[ホスト名]に” maildeliver._domainkey”、[VALUE]にメール配信管理画面のDNS設定情報の該当のVALUE値(この時最初と最後のダブルクォーテーション[”]は入力しません。)を入力し、追加ボタンを押す
4.7 DNSレコード設定用ネームサーバー変更
お名前.comレンタルDNSをご利用中だった場合はそのまま設定を続けるレンタルDNSのご利用を開始する場合は[DNSレコード設定用ネームサーバー変更確認]のチェックを入れる
※元々設定されていたネームサーバーから変更されます。問題ない場合のみチェックを入れて変更を行ってください。
4.8 設定の完了
[確認画面へ進む]をクリックし、確認画面で設定値に問題が無ければ[設定する]をクリックして設定を完了
5. DNSレコードの反映を待ちます
ネームサーバー変更するをお選びいただいた場合は最大72時間、DNSレコードの設定のみの場合は数時間程度、反映完了までお時間をいただきます。
スパム 逆引き
メールアドレスのドメイン逆引きチェック :
「送信元のドメイン」 = 「グローバル IP の逆引きのドメイン」
例:「taro@example.co.jp」からメールが配信されてきたとして、
・「example.co.jp」ドメインの MX レコードを引くと「mx.example.co.jp」が返って
・「mx.example.co.jp」のグローバル IP をチェックすると「123.123.123.10」が返って
・念のため「123.123.123.10」の逆引きをチェックすると「mx.example.co.jp」が返ってここまでチェックすれば「なりすましメール」ではないことが分かるちゃんと設定できているか逆引きするには、nslookupとかdigというコマンド
逆引きチェックを行うことによるメリット、デメリット
メリット: spam の何割かを防ぐことが出来る
デメリット:逆引き登録されていないホストからは spam メールで無くても受け取ることが出来ないただし、送信元がはっきりしている場合は、接続許可IP(又はホスト)へ登録することにより逆引きが出来なくともメールを 受け付ける設定も可能
SPF(Sender Policy Framework)は送信ドメインを認証する仕組み
メール送信元をチェックする仕組みで、現在最も利用されている仕組みが SPF(Sender Policy Framwork)
・あらかじめドメイン(例では tama-chan.com)を管理している DNS サーバ上にメールサーバ(例では mail.tama-chan.com)の IP アドレスを設定しておく
・メール受信者はなりすましメールかどうかを確認するために SPF レコードをチェックして、
DNS サーバーに問い合わせた IP アドレス(グローバル IP アドレス)と SPF レコードで登録されている IP アドレスと一致するか確認
Postfix と OpenDKIM で DKIM を実装
1.DKIM
メールのなりすましや改ざんを検知するためのメール認証の仕組み
・似たような仕組みに SPF というものもある
・どちらもメールの到達率を上げるために有効な手段ということで、両方実装した方が良いとされています。
・SPF の場合は、DNS にレコードを一行追加するだけなので、とても簡単ですが、DKIM の場合は、送信サーバに少し設定が必要になる
2. Postfix インストール
(1)Postfix インストール
sudo yum install postfix
rpm -qa | grep postfix
(2)Postfix設定
vi /etc/postfix/main.cf ← Postfix設定ファイル編集
DKIM
3.OpenDKIM インストール
(1)OpenDKIMインストール
(2) OpenDKIM設定
ドメインごとのディレクトリを作る(sample.com)
opendkim.conf
KeyTable
4.DNS
公開鍵 cat /etc/opendkim/keys/sample.com/dkimselector.txt
5.動作確認
Postfix と OpenDKIM は再起動
正常に動くか確認
参考サイト:
https://guide.onamae-server.com/mm/details.php?g=4
https://go-journey.club/archives/10118
https://norm-nois.com/blog/archives/3636
https://go-journey.club/archives/10118
https://leben.mobi/blog/postfix_dkim/other/postfix/
https://kantaro-cgi.com/blog/etc-server/opendkim_setup.htmlhttps://pgmemo.tokyo/data/archives/1491.html