プレイグラウンド「Appを続ける」について
5月17日のSwift Playgroundsのアップデートで新たに3つのプレイグラウンドが追加されました。
特に、「Appを続ける」は初心者のアプリ開発の参考になりそうで、早速学んでみたので感じたことを書き残しておきます。
このプレイグラウンドでは、ユーザが絵文字の生き物を追加、削除、または変更できる、完全に機能するAppを作成するチュートリアルです。
チュートリアルの最後には情報を詳細表示するビューを自分で作成することで学んだスキルをテストするような構成になっており、最初から最後まで一気に取り組むことができました。
身に付けることができる知識
- ビュー間を移動する方法
- ローカルの状態変化を管理する方法
- App全体でデータを共有する方法(オブザーバルオブジェクトを用いたデータモデルの作成方法)
- さまざまな内臓SwiftUIビューを使用する方法
これまで、「グリッドを使った整理」、「グリッドの編集」、「イメージギャラリー」などのプレイグラウンドで何となく学んできた事を体系的な知識として整理することができました。
以下に理解が深まったキーワードを示しておきます。これらのキーワードについてよく理解できていないSwift初心者にはプレイグラウンド「Appを続ける」は大変有用であると思います。
これが無料なのですからやっぱりAppleはすごいですよね。
キーワード
- 状態
- データフロー
- 状態の変化
- 監視
- 状態プロパティ
- プロパティラッパー
- @State
- コールバック
- 3項条件演算子
- バインディング
- アニメート
- .animation(_:value:)修飾子
- ColorPicker
- Slider
- データモデル
- NavigationView
- NavigationLink
- ナビゲーションリンク
- ナビゲーションバー
- Section
- オブザーバルオブジェクト
- List
- .resizebleFont()修飾子
- カスタム修飾子
- ForEachビュー
- 環境オブジェクト
- エンバイロメント
- .onTapGesture修飾子
- コールバック
- .onDelete修飾子
- Form
- 環境変数dismiss
以下のキーワードは検索してもヒットせず、珍しいこともあるものです。
- SPCAssessableWindowGroup
- SPCAssessableGroup
まとめ
ということで、Swift Playgroundsのプレイグラウンドを色々と試してきて、ある程度知識が付いてきたように感じます。
振り返ってみて、私の意見として、効率的に学習するために取り組んだ方が良い順番を示しておきます。
- コードを学ぼう1
- コードを学ぼう2
- Appの作成を始めよう
- プロフィール
- Appで続ける ← この記事で紹介しているプレイグラウンド
- グリッドを使った整理
- グリッドの編集
- イメージギャラリー
「ジェスチャの認識」、「図形をアニメートする」も気になってはいるんですが、今はこのぐらいにしてそろそろ「席替えアプリ」の開発に挑みたいと思います。