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iPadのSwift Playgroundsだけでswift初心者の高校教師がアプリの開発に挑戦してみる <その8>

Last updated at Posted at 2022-08-25

無事に、というか、ようやく1つはiOS Appの配信をすることが出来ました。

今回の記事では、もうひとつ開発していた「三角比ますたー」というアプリを例にして、iPadでiOS Appを配信するための作業を画面キャプチャーとともに備忘録的にまとめておきたいと思います。

Apple Developer Programへの登録

まずは、個人でApple Developer Programに登録する必要があります。

必要なものは、

  • Apple ID
  • クレジットカード
  • 12,980円(2022年8月現在)を支払う勇気

特に3つ目は思い切りが大事です(笑)

以下のネットの記事なんかを参考にブラウザで登録します。この記事では詳細は触れません。

App IDの作成

App IDとはアプリの識別子情報の事で、配信するアプリごとに必要です。

まずは、Apple Developer Programにログインします。

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「Certificates, Identifiers & Profiles」を選択します。

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「Identifiers」を選択します。

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「+」を押下します。

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「App IDs」を選択して、「Continue」を押下します。

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「App」を選択して、「Continue」を押下します。

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「Description」にはアプリの説明を記入するのですが、アプリ名を入力しておきます。今回はtrigonoMasterというアプリ名にしています。

「Bundle ID」には個人開発の場合は、com.[自分の名前].[アプリ名]と入力しておきます。
Bundle IDのタイプはExplicitを選びます。

入力が終わったら、「Continue」を押下します。

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入力内容を確認して、「Register」を押下します。

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App IDが登録できている事を確認します。

アプリの新規作成

次に、App Store Connectにログインします。

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「マイApp」を選択します。

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「+」を押下します。

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「新規App」を選択します。

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「プラットフォーム」はiOSを選択します。
「名前」にアプリの名前を日本語で入力します。今回は三角比ますたーにしておきます。
「プライマリ言語」は日本語を選択します。
「バンドルID」は先ほど作成したバンドルIDを選択します。
「SKU」は何を入力しても良いのですが、ここではアプリ名を入力しておきます。
「ユーザアクセス」はアクセス制限なしを選択します。

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入力内容を確認して、「作成」を押下します。

アプリのアップロード

Swift Playgroundsから開発とテストを終えたアプリをアップロードします。

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使用していたプレイグラウンドを開いて、「App設定」を押下します。

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「チームおよびバンドル識別子」、「バージョン番号」、「Appカテゴリ」を選択します。
「バージョン番号」は1.0か1.00にしておきます。

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チームとバンドルIDは作成したものを選択します。

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「Appカテゴリ」は今回は教育を選択しておきます。

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選択内容を確認して、「App Store Connectにアップロード」を押下します。

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アップロードに成功したら、「App Store Connectで表示」を押下します。

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先ほど作成したアプリを選択します。

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「TestFlight」タブでアップロードしたアプリのバージョンの「ステータス」の「管理」を押下します。

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「輸出コンプライアンス情報」は「いいえ」を選択して、「内部テストを開始」を押下します。

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「App Store」タブで「ビルド」の「+」を押下します。

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「ビルドの追加」でビルドのバージョンを選択して「完了」を押下します。

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ビルド情報が登録されていることを確認します。

アプリ情報の登録

「App Store」タブでビルド以外のバージョン情報とApp Reviewに関する情報を入力します。

登録が必須な情報は以下のとおりです。

  • スクリーンショット
    iPhone 6.5インチ、iPhone 5.5インチ、iPad(第3世代)12.9インチ、iPad(第2世代)12.9インチの計4パターンのスクリーンショットが必要なので、どうしてもXcodeのシミュレーターが必要になってきます。

  • プロモーションテキスト(170文字)
    概要の上に表示される短いテキストです。アプリのキャッチコピーなどを入力します。App Store公開後でもいつでも修正が可能です。

  • 概要(4000字)
    アプリの概要や使い方を入力します。App Store公開後、新しいバージョンを申請するときしか内容を更新できません。また、今後アプリの更新を行った場合は、更新内容を必ず記載する必要があります。

  • キーワード(100字)
    ユーザがアプリを検索するときに入力しそうな単語を登録します。

  • サポートURL
    アプリの使い方やプライバシーポリシー、問い合わせ方法などが記載されたWebページを作成して、そのURLを設定します。今回はQiitaの記事で作成しました。

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しかし、これだけではまだアプリを審査用に追加できません。

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審査用に追加するためには、一般の「App情報」、「価格および配信状況」、「Appのプライバシー」にも色々と情報を入力していく必要があります。

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「審査用に追加できません」のエラーが消えるまで情報を登録していきます。

アプリの提出

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全ての登録が終わったら、「審査用に追加」を押下します。

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「App Reviewに提出」を押下します。

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App Reviewに送信され、審査待ちになったことを確認します。

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今回の場合は、App Reviewに送信してから2時間後にレビューが開始され、レビュー開始から1時間45分後にApp Storeに配信されました。1発で審査を通過してホッとしました。

それにしても、送信から約4時間で公開することができたのには驚きました。やはり今はかなりスムーズにアプリの審査が進んでいるのだと実感しました。

App Reviewに送信後はドキドキして無事に公開されるまでの時間を待つことになりますが、Appleから丁寧に審査開始時と審査完了時にメールで知らせてくれます。

そして、、、

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ちゃんと公開されてるー!!!とても嬉しいです。
後は、少しでもいいので数学を学ぶ高校生の役に立ってくれることを願うばかりです。

約3ヶ月に渡ってシリーズで書いてきたこの記事
「iPadのSwift Playgroundsだけでswift初心者の高校教師がアプリの開発に挑戦してみる」
は今回の<その8>をもって終わりにすることにします。

プログラミングの中身のことについては中々書くことができませんでしたが、本当にいちから初めてアプリの配信を目標に取り組むことで色々と勉強になりました。

また、記事を書くことでアウトプットすることの大切さを学ぶ事ができました。

これからもプログラミング教育に関わる学びは続けていくつもりですが、今回の経験が自分の教育活動に生かされることを期待しています。

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