Ardupilotドローン制作② ~各種装備品の接続・設定と機体チューン~
前回、とりあえずアームして飛行するまでできました。
今回はもう少し装備するパーツを増やすのと、デフォ設定で出るであろう飛行中の機体の振動取りを行いました。
その他機器の設定
(再掲:事前知識)フルパラメータで扱うSERIALの番号について
- 0:USB
- 1~:各UART
(事前知識)SERIALn_PROTOCOLに設定する番号について
ここに一覧がある
VTXのスマートオーディオ
VTXをFCにつなげる
TX5にはんだ付けした場合、Mission Plannerでの設定手順は以下
- Mission Plannerの上部メニュー
設定/調整をクリック -
フルパラメータ ツリーを開く -
VTX_ENABLEの値を1にする -
SERIAL5の項目のツリーを開き、SERIAL5_PROTOCOLの値を37にする -
SERIAL5_OPTIONSの値をクリック、TX_PullDown、HalfDuplexを選択。値が68となる -
SERIAL5_BAUDの値を4800に設定
スマートオーディオの指令方法は公式を参照
- 国内頻出のFチャンネルは
Airwaveとなってます - チャンネル1は設定値0です。例えば
F1にしたい場合、Airwaveの0なので、VTX_BAND=3,VTX_CHANNEL=0です
OSD
- Mission Plannerの上部メニュー
設定/調整をクリック -
Onboard OSDを開く - いい感じに設定する
GPS
GPSをFCにつなげる
TX6/RX6にはんだ付けした場合、Mission Plannerでの設定手順は以下
- Mission Plannerの上部メニュー
設定/調整をクリック -
フルパラメータ ツリーを開く -
SERIAL6の項目のツリーを開き、SERIAL6_PROTOCOLの値を5にする
WiFiモジュール
Wifiモジュールのファームウェアを更新する
V1.2系を使うとプロトコルはMAVLink2
V1.1系を使うとプロトコルはMAVLink1となる
WiFiモジュールをFCにつなげる
TX1/RX1にはんだ付けした場合、Mission Plannerでの設定手順は以下
- Mission Plannerの上部メニュー
設定/調整をクリック -
フルパラメータ ツリーを開く -
SERIAL1の項目のツリーを開き、SERIAL1_PROTOCOLの値を2 (MAVLink2) または 1 (MAVLink1)にする -
SERIAL1の項目のツリーを開き、SERIAL1_BAUDの値を921にする
機体調整
PIDチューン
公式サイトの情報より
STABILIZEモードにて
- ATC_RAT_PIT_P
- ATC_RAT_PIT_I
- ATC_RAT_PIT_D
- ATC_RAT_RLL_P
- ATC_RAT_RLL_I
- ATC_RAT_RLL_D
の値を、振動が出なくなるまで1/2していくと良いとあり、実際にそうしたところ良好に振動が取れた。
その他、ALTHOLD・LOITERモードのチューニングまで記述があるので、詳しくは下記参考先を読んで上から下まで実践するとよい
ALTHOLDモード
気圧センサーを用いて高度維持を行うフライトモード。
AltHold発動時、機体が急上昇出てしまう問題がある場合
原因として、機体の振動が考えられる。
FCのソフトマウントや、プロペラのゆがみを再確認。
GPSが効かない室内で良好に動作する
LOITERモード
GPSを用いて位置を保持する。
屋外専用。
DJI機みたいに自作機がピタッと止まるので楽しい