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[Oracle Cloud] Base Database ServiceインスタンスでIntelシェイプ から AMD シェイプへの移行してみた (2022/12/12)

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こちらの記事は Oracle Cloud Infrastructure Advent Calendar 2022 Day 12 の記事として書かれています。

Oracle Cloud Infrastructure(OCI)のOracle Databaseサービスの1つ、Base Database ServiceでIntelシェイプからAMDフレキシブルシェイプへ変更が可能になったのでやってみた。

前提条件

  • DBシステムはOracle Linux 7 (OL7)であること。DBシステムがOL7より前のバージョンで実行されている場合、移行前にDBシステムをOL7にアップグレードする必要があります。
    • DBシステムはカーネルUEK5であること。UEK4上にある場合、移行操作により自動的にUEK5に更新されます。
  • Oracle Grid Infrastructureは、19.15以上のバージョンであること。
  • 次のOracle Databaseバージョンまたはそれ以上のバージョンを使用する必要があります。
    • 21.6.0.0.0
    • 19.15.0.0.0
    • 12.2.0.1.220418
    • 12.1.0.2.220419
  • Oracle Database 11.2および18cは移行できません。

作業前の状態

  • DBシステムとデータベースは「使用可能」状態であること
  • データベースは正常に再起動可能であること。
  • DBシステムは、Cluster Ready Services (CRS) Grid Infrastructureスタックに登録されていること。デフォルトでは、仮想マシン DB システムは CRS を使用します。
  • データベースは、PFILE ではなく SPFILE (サーバー パラメータ ファイル) を使用するように構成されていること。デフォルトでは、仮想マシン- DBシステムのデータベースはSPFILE構成を使用します。
  • 自動共有メモリー管理 (ASMM)のSGA_TARGETパラメーターにゼロ以外の値があります。デフォルトでは、仮想マシン DB システムはこの ASMM 構成を使用します。

補足・留意点

  • Intel ベースのシェイプと同じoCPU数のAMD ベースシェイプにのみ移行できます。たとえば、Intel VM.Standard2.2 シェイプの場合、AMD 2 OCPU シェイプに移行できます。移行後は、AMD シェイプの OCPU を変更できます。
  • シェイプを変更しても、DBシステムで使用可能なストレージの量には影響しません。
    • AMD シェイプに移行した後、最大 40 TB までストレージをスケールアップできます。
    • AMD シェイプへの移行後、ストレージはBalanced ボリューム パフォーマンス オプションを利用できます。Higher Performanceオプション への変更はできません。
  • 移行が成功すると、AMD シェイプから Intel シェイプに移行することはできなくなります。
  • 移行が成功すると、古いブート ボリュームのバックアップに復元できなくなります。
  • シェイプ変更操作は、マルチノード DB システムのローリング方式で行われるため、データベースのダウンタイムなしでシェイプを変更できます。

作業ステップ

  • OCI Webコンソールナビゲーション メニューを開きます。Oracle Databaseを選択し、次にOracle Base Databaseを選択します。
    リストからシェイプ変更するDBシステムを選択しシステムの詳細を表示します。

  • 「シェイプの変更」 をクリック
    image.png

  • シェイプ・シリーズセクションで「AMD」を選択
    image.png

    • 再掲:IntelベースのX7シェイプからAMDベースのフレキシブルシェイプE4にシェイプを変更する場合、OCPUの数は変更できません。
  • [シェイプの変更] をクリックします。

  • シェイプ変更の確認で[シェイプの変更] をクリックします。image.png

  • 作業リクエストの確認 image.png

おわりに

Base Database ServiceのIntelベースのシェイプからAMDベースのフレキシブルシェイプへ変更することができました。

参考情報

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