はじめに
この記事はChromebookをお手軽なLinuxマシンとして使うためのメモです。
長所
- Chromebookを使うためLinuxをインストールするよりも入手性が高く、持ち運びや保守が楽
- CroutonでUbuntu環境をインストールするため、Android環境とLinux環境をシームレスに運用できる
- Chronosコマンドラインによる、GUIとCUIの一体性の高さ
短所
- Developperモードを使うためChromebookの保証範囲外になる
手順
- デベロッパーモードに入る(注意:初期化が必要なのでChromebook入手直後にやるのが望ましい)
- セキュリティのためにrootのパスワードを設定
- Croutonのインストール
- ChromeBrewのインストール
- chroot環境下にnumpyを入れる
Developperモードに入る
参照元古いChromeBookでは方法が違う場合もあります。ChromeOSが初期化されるので購入直後にやるか、バックアップを取ってからやってください
- Esc+🔃+電源 を長押しする
- “Chrome OS is missing or damaged. Please insert USB stick.”の表示が出たらCtrl+Dを押す
- 開発者モードでの初期化が終了するまで待つ
セキュリティーのための開発者パスワードの設定など
- Chrome上でCtrl+Alt+Tでターミナル(chrosh)を起動し
sudo chromeos-setdevpasswd
sudo crossystem dev_boot_signed_only=1
としてパスワードを設定する。また、不正なOSイメージで起動されないように設定する
croutonのインストール
参照元 croshのコマンドラインで
- https://goo.gl/fd3zc このリンクからcroutonをダウンロードする
sudo install -Dt /usr/local/bin -m 755 ~/Downloads/crouton
sudo crouton
-
sudo crouton -t xfce,extension,audio,gtk-extra,keyboard,xiwi
でchroot以下にUbuntuをインストールする - Ubuntu環境には
sudo enter-chroot
で入ることができる
Chromebrewのインストール
参照元 chroshのコマンドラインで
-
curl -Ls git.io/vddgY | bash
としてChromeBrewをインストールする -
crew install sommelier
でSommelierをインストールしてGUIアプリがChromeOSのGUIを叩けるようにする - GUIアプリがSommelierを使わせるため以下の環境変数を
~/.bashrc
で設定する
export GDK_BACKEND=wayland
export CLUTTER_BACKEND=wayland
export XDG_RUNTIME_DIR='/var/run/chrome'
export WAYLAND_DISPLAY=wayland-0
export DISPLAY=:0
レポジトリは/usr/local/lib/crew 以下
- ここにgitでcrewの設定が保存されている
- crewがJSONを読み取れないと文句を言って落ちるときは /usr/local/etc/crew/device.json を消去してからChromeBrewを再インストールしてみる
chroot環境下にnumpyを入れる
TBA