#目次
1.制作にあたって
2.どこの国の方に向けて
3.課題から解決方法について
4.感想・まとめ
5.その他
#1.制作にあたって
私は今回、近年増加している外国人観光客において、訪日の伸び率が国別で三位に
あたる「ロシア」に焦点をあてたアプリを考えた。
2014年から2019年の間で、訪日ロシア人の数は約二倍にまで増えた。
日本が観光事業に力をいれた結果によるものだろう。ロシアのみならず、諸外国からもかなり関心を集めている。
参照
https://bit.ly/37GGm6I
では、なぜ私がロシア向けのアプリをつくろうとしたか、だが、一言でいうならば、「ロシアの日本に対する情報が古すぎる」という点からである。ロシア人の日本へのイメージは「寿司」や「相撲」「忍者」等といったものに限られているようだ。これらの情報は、存外多くの国が知っていることだ。
言うなれば「ありきたりな日本」しかロシアは知らないのだ。
だが、逆に我々は、ロシアと聞いて何を思い浮かべるだろう。
プーチン大統領だろうか、はたまたマトリョーシカなどと言った工芸品だろうか。もしかしたら「寒い」というイメージのみしか持ち合わせていない人もいるのかもしれない。つまり、お互いの国が古い情報を持ったままこの時代までずるずるときてしまったのだ。
これを改変すべく、私はこのアプリ案を考えたのだ。
#2.どこの国の方に向けて
観光目的で日本に来たロシアの方々を対象として考えている。
#3.課題から解決方法について
ロシアに情報が伝わらない理由の一端として、お互いの言語が独自のものであることが原因だと私は考えた。それを解決するために、私が今回考案したアプリ。その名も「Прикольно」だ。
機能は、「шаблон」「камера」「NEWS」の三つを予定している。
なお、今回は「Prott」を用いてアプリイメージを製作した。
それでは、一つ目の「шаблон」から説明しよう。
「шаблон」は日本語で 翻訳 の意を表す言葉だ。
「шаблон」は二つの小さな機能をまとめたものだ。
小機能その一は、「音声翻訳」だ。この機能は、マイクが拾った日本語をロシア語に変換するというものだが、特徴として、一度拾った日本語を一般的な日本語に再翻訳してからロシア語に翻訳するというものだ。
例として、ロシア人のCちゃんが、
A君の落とし物を拾ってあげた。
これに対し、A君は「あざす!」と返した。
すると、この「あざす」の意味に近く、さらに一般的に使用されている言葉、「ありがとう」に変換される。そしてそれをロシア語で同じ意味を持つ言葉「Спасибо」に変換する。
この、日本語を一度再翻訳する工程は、上記のような略語(若者ことば)で話しかけられた時、正規の日本語に直すことによってロシア語に変換しやすくするためである。
小機能二についてだが、こちらは「日本語テンプレート会話」いう機能だ。
小機能一では、使用者が日本語を読み取るまでのサポートをする。そして小機能二では、使用者が意味を読み取ったうえで、返答をロシア語で打ち込むことによって、あらかじめテンプレートとして用意しておいた日本語から意味として近しいものを自動で抽出。そしてスピーカーから発声する。つまり会話のサポートを担っているのだ。
次に「камера」についてだ。
こちらは日本語に直すと「カメラ」となる。
こちらの機能はシンプルに、文字にカメラをかざすだけで翻訳をしてくれるというものだ。具体的には、看板などのフォントの形をアプリが読み込み、ロシア語訳をする。そのため、あまりにも手書き感満載の看板の字などは読み取れない可能性があるというのが問題点であるほか、病院やお寺などの特定の施設では使用できないという点も視野にいれておかなければならない。
最後に、「NEWS」の機能について説明しよう。
機能としては、「新単語の追加/更新」だ。
新単語とは、主に「若者ことば」のことを指す。
私は、若者ことばの普及が、新しい日本の文化が広まらない理由に少なからず関係しているのではないかと考えている。
我々日本人ですら理解できない単語がたくさんありすぎるのだ。
例えば、「3150」「ぴえん」「すこ」「エモい」「OC」などがある。が、これらは割と有名な言葉のため、意味を知る日本人はそこそこいる。
しかし、新たな若者ことばは無限に誕生しつづける。
例えば、「エンカ」「ミートテック」「沸いた」「とっぽぎ」
最近増えた,これらの単語の意味を知らないという人も多いのではないだろうか。
だが、この自由さも日本語の面白さだと、「NEWS」を通して知ってもらいたいのだ。
「NEWS」には、若者間で使われるようになった言葉「若者ことば」を随時更新、掲載をし、そのことばのしたにロシア語で意味を記載しておく機能をつけようと考えている。
そしてもう一つ。「NEWS」と「шаблон」を連携させようと考えている。
これらを連携させることにより、「шаблон」で対応できる日本語。もとい、「若者言葉」の幅をグっと広げることができるのだ。


#4.感想・まとめ
始めに増加傾向にあると言ったロシア人観光客だが、今年はコロナ拡大の影響により、かなり減ってしまった。
日本を気に入ってくれたロシア人の方々の中には、わざわざ日本の文化を発信してくれているブロガーもいるらしい。
もし、このコロナ禍がおさまって、
またお互いの国を行き来できるような世の中に、再びなったのなら、
その時。日本を好きになってくれたロシアの方々や、新たに日本に興味をもってくれたロシアの方々が、また沢山観光に来てほしいと願っている。
最後に、なぜ私が「Прикольно」という名をつけたか説明しよう。
「Прикольно」とは英語でいうところの「COOL」。
つまり「かっこいい」だとか「スマート」だとか「素晴らしい」に近い意味を持つロシアの
スラングらしいのだ。
私は、このアプリが、日本に訪れてくれたロシア人の旅を支える、
「COOL」な相棒になってほしい。そういう願いをこの名に込めた。
※作品をスマホでアクセスする際にはprott viewerをインストールしてください
Prott での制作物はこちらをクリック
#5.その他
静岡県立島田商業高校 こちらを[クリック][link-2]
[link-2]:http://www.edu.pref.shizuoka.jp/shimada-ch/home.nsf/IndexFormView?OpenView
prottサイト こちらを[クリック][link-3]
[link-3]:https://prottapp.com/ja/