fishでtypoしたときに大文字をスペースと小文字に展開して実行する

SanSを使っていると、たとえばgit stと入力したい時に、よくgitStと入力してしまう。そこで、zshでtypoしたときに大文字をスペースと小文字に展開して実行するのスニペットを用いていたのだが、シェルをFishに変えてから、またしょっちゅう入力間違ってストレスが再発した。

というわけで、上記のスクリプトをFish用に移植した。

$HOME/.config/fish/functions/try_fixing_camelized_command_input.fish

function try_fixing_camelized_command_input --on-event fish_command_not_found
    set new (echo $argv | ruby -pe 'sub(/[A-Z]/){" "+$&.downcase}')

    if [ "$argv" != "$new" ]
        echo "=> $new"
        eval $new
        return 0
    end

    return 127
end

ドキュメントにある通り、コマンドが見つからなかった場合には、Fishがfish_command_not_foundというイベントをemitしてくるので、これをつかまえてハンドリングしたらよい。

これで、gitStと入力すると、なんかいい感じにgit stに変えて実行してくれるようになった。

$ gitSt
fish: Unknown command 'gitSt'
=> git st
On branch master
Your branch is up-to-date with 'origin/master'.
nothing to commit, working tree clean

わあい。

追記

ドキュメントによると、イベントハンドラーは自動で読み込まれないようなので、一度config.fishの中とかで実行してあげないとならないぽい。

sh：$HOME/.config/fish/config.fish

# try_fixing_camelized_command_input
try_fixing_camelized_command_input